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重文の茶室

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国の重要文化財に指定されている茶室を集めました!
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#図面

溜精軒(京都裏千家)

「溜精軒(りゅうせいけん)」 京都裏千家に現存。 裏千家11代玄々斎精中(1810〜1877年)は天保…

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霞床席(京都大徳寺 玉林院)

「霞床席(かすみどこせき)」 京都大徳寺の玉林院にある茶室。 寛保2(1742)年、大坂の豪商・…

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燈心亭(水無瀬神宮茶室)

「燈心亭(とうしんてい)」 水無瀬神宮は大阪府の北東、京都府との境に近い三島郡にあります。…

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露滴庵(広島県尾道市 浄土寺)

「露滴庵(ろてきあん)」 広島県尾道市の浄土寺に現存。 寺伝によると、元は京都の伏見城内に…

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春草廬(横浜三溪園)

「春草廬(しゅんそうろ)」 神奈川県横浜市の三溪園にある茶室。 三溪園に移築前は京都宇治の…

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湘南亭(京都西芳寺 苔寺)

「湘南亭(しょうなんてい)」 京都西芳寺にある茶室。 西芳寺は「苔寺」の名で知られる洛西の…

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清香軒(金沢兼六園 成巽閣)

「清香軒(せいこうけん)」 石川県金沢市の兼六園にある成巽閣(せいそんかく)内の茶室。 成巽閣は加賀藩第十三代藩主・前田斎泰がその母・真龍院の隠居所として建てた御殿で、文久3(1863)年に造営されたものだそうです。 成巽閣の東北側に付け下ろされた柿葺(こけらぶき)の屋根の下に、さらに別の屋根(庇)を設けて、茶室と書院が造り込まれており、清香軒はその茶室の部分にあたります。 土間庇の下には飛石や延段、沓脱石が設けられており、内露地としての機能も有し、雪深い季節にも対応

澱看席(京都 西翁院)

「澱看席(よどみのせき)」 京都の金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)の塔頭、西翁院にある茶室…

八窓軒(京都曼殊院の草庵茶室)

「八窓軒(はっそうけん)」 京都三名席(他は大徳寺孤篷庵の忘筌(ぼうせん)と南禅寺金地院の八…

又隠(京都裏千家の四畳半)

「又隠(ゆういん)」 「又隠れる」と書いて「又隠」 つくったのは利休の孫の宗旦で、二度目の…

今日庵(京都裏千家の茶室)

「今日庵(こんにちあん)」 京都の裏千家に現存。 又隠(ゆういん)とともに裏千家の中心をなす…

庭玉軒(京都大徳寺 真珠庵)

「庭玉軒(ていぎょくけん)」 京都大徳寺の真珠庵に現存する茶室。 江戸初期の茶匠・金森宗和…

蓑庵(京都大徳寺 玉林院)

「蓑庵(さあん)」 京都大徳寺の玉林院に現存する茶室。 寛保2(1742)年、大坂の豪商・鴻池了…

枡床席(京都大徳寺 聚光院)

「枡床席(ますどこのせき)」 京都大徳寺の聚光院に現存。 枡形(正方形)の踏込床があるためこの名がついています。 全体は四畳半の大きさの中に半畳大の方形の板を、畳と同じ高さに敷き込み(※これを踏込床と呼びます)、柱を立てて袖壁(床脇)を設けて床の空間をつくっています。 点前座側からは風炉先にあたる袖壁には下地窓をあけ、下方は吹き抜けています。 床の角の床柱は太い赤松皮付で、点前座側からは中柱に相当します。床柱と点前座を見事に統合した構えで、威厳ある佇まいです。 桝