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重文の茶室

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国の重要文化財に指定されている茶室を集めました!
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#茶室

霞床席(京都大徳寺 玉林院)

「霞床席(かすみどこせき)」 京都大徳寺の玉林院にある茶室。 寛保2(1742)年、大坂の豪商・…

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燈心亭(水無瀬神宮茶室)

「燈心亭(とうしんてい)」 水無瀬神宮は大阪府の北東、京都府との境に近い三島郡にあります。…

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露滴庵(広島県尾道市 浄土寺)

「露滴庵(ろてきあん)」 広島県尾道市の浄土寺に現存。 寺伝によると、元は京都の伏見城内に…

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春草廬(横浜三溪園)

「春草廬(しゅんそうろ)」 神奈川県横浜市の三溪園にある茶室。 三溪園に移築前は京都宇治の…

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湘南亭(京都西芳寺 苔寺)

「湘南亭(しょうなんてい)」 京都西芳寺にある茶室。 西芳寺は「苔寺」の名で知られる洛西の…

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清香軒(金沢兼六園 成巽閣)

「清香軒(せいこうけん)」 石川県金沢市の兼六園にある成巽閣(せいそんかく)内の茶室。 成巽…

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澱看席(京都 西翁院)

「澱看席(よどみのせき)」 京都の金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)の塔頭、西翁院にある茶室。 利休の孫の宗旦に師事した茶人、藤村庸軒(ふじむらようけん・1613~1699年)の作と伝えられています。 造立時期は、寺伝では貞享2~3(1685~86)年とされていますが、明らかとはなっていません。寺伝のとおりだとすると、藤村庸軒の晩年の作ということになります。 茶室の正面にはやや大きく開けた躙口と上には横長の連子窓、その上部には「澱看」の板額が掲げられています。 内部

八窓軒(京都曼殊院の草庵茶室)

「八窓軒(はっそうけん)」 京都三名席(他は大徳寺孤篷庵の忘筌(ぼうせん)と南禅寺金地院の八…

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又隠(京都裏千家の四畳半)

「又隠(ゆういん)」 「又隠れる」と書いて「又隠」 つくったのは利休の孫の宗旦で、二度目の…

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今日庵(京都裏千家の茶室)

「今日庵(こんにちあん)」 京都の裏千家に現存。 又隠(ゆういん)とともに裏千家の中心をなす…

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庭玉軒(京都大徳寺 真珠庵)

「庭玉軒(ていぎょくけん)」 京都大徳寺の真珠庵に現存する茶室。 江戸初期の茶匠・金森宗和…

蓑庵(京都大徳寺 玉林院)

「蓑庵(さあん)」 京都大徳寺の玉林院に現存する茶室。 寛保2(1742)年、大坂の豪商・鴻池了…

枡床席(京都大徳寺 聚光院)

「枡床席(ますどこのせき)」 京都大徳寺の聚光院に現存。 枡形(正方形)の踏込床があるためこ…

閑隠席(京都大徳寺 聚光院)

「閑隠席(かんいんのせき)」 京都大徳寺の聚光院に現存。 三畳敷に中柱と袖壁を立てた台目切りの茶席。一間の引き違い襖で区切られて六畳の書院が隣接。 台目畳(3/4畳)でなく一畳に中柱が立つ珍しい形で、中柱は赤松皮付の直材。 袖壁の隅には二重棚が釣られています。袖壁の下方は吹き抜いていて、客座側から下棚が少し見えるように釣っております。(※利休流ではこのようにするようです。他には不審庵など) 窓は躙口の上の連子窓と床の間の墨跡窓の二つで、光が抑制された引き締まった空間