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お知らせと猛反省した話

菓子四季録のスペシャルバージョンを公開中です。

まず、菓子四季録とは何ぞや?という人の為に。

【菓子四季録】菓子研究家とイラストレーターのふたりが毎月ひとつ、季節の素材を使ったお菓子のレシピを紹介する連載です。 ひとつのお菓子の魅力を、ふたりそれぞれの視点から綴ります。お菓子のこと、四季のこと。綴った記録をどうぞご賞味ください。

そんなわけで毎月季節の素材(だいたい果物)を使ったお菓子を紹介しています。二人で別々に記事を書いていて、片方だけで読んでもいいし、両方読んで別の角度から見る同じお菓子を楽しんでもいいという構造です。(伝わるかしら?)

そして今回「note創作大賞」にあわせて菓子四季録の1つにまとめたバージョンを作ってみました。

さやかちゃんのすばらしい編集能力で、一度読んだ人でも新たに楽しめるニューバージョンになっています。まだの方はぜひ読んでみてくださいね。

で、実はこのニューバージョンを作るにあたって、ものすごく反省したことがあるのです。チームのさやかちゃんと「どんなふうに創作大賞に応募するか?」で話し合いをしました。菓子四季録は1つのレシピに対して2つのストーリーがあるのが最大の魅力だと思っています。それを一つだけを読んで判断してほしくないな、みたいな気持ちが私たちの中でありました。

そこでさやかちゃんが「2つを一緒にするのはどうですか?」と提案しました。私は「それはちょっと。一緒にするとわかりづらくなりそうだし。」と即答しました。それは感覚的な判断でした。そのあとさやかちゃんがいろいろ説明してくれたけれど、聞いていただけで正直あまり内容は頭に入ってなかったと思います。そんな様子を見てさやかちゃんは「わかりました。実はまとめたバージョン作ってみたんです。まずは一度それを読んでいただけますか?もしそれを読んでも『違う』と思うようであれば別の方法を考えましょう。」と言いました。

で、読んでみたんです。
結果。「え、いいじゃん!!」

意見、180度変わってるじゃないですか!!!!!(笑)

そんなわけで、それをベースに加筆修正したのが今アップしているバージョンです。

いやー。本当に猛反省しました。ああ、これが頭が固くなるっているということなんだなと。昔(もっと若い頃)、「絶対こっちの方がいい」というアイディアを思いついて提案すると「えーどうかなー」と聞く耳を持たない年上の人にたくさん会ってきました。そういう時って、感覚的に「ダメ」って判断されて何を言っても届かない。だからそういう提案をするときは、実際にそれをやってみてどうなるかがわかる資料を一緒に見せることにしました。「えーどうかなー」と言われたらその資料を出す。「ちょっと、見るだけみてください」そうやって目に見えてわかるものがあると「え、いいね!」ってなることが多いんです。

え、これと全く同じパターンの轍を踏んでるんですけど私。

これが古くなるってことかとショックでもあり、ものすごく反省しました。でも、古くなるはしょうがない。だって育ってきた世代が違うんだもの。これから歳を重ねるにつれてこういうことって増えていくんだろうなと思います。でも今回の経験を踏まえ感覚的に判断するだけでなく、ちゃんと耳を傾けるというのを忘れちゃダメだなと本当に思いました。

そういう意味でも世代が違う人と話すのも重要だな〜と。違う意見にどう向き合うかで、これからは見えてくる世界がかわりそうです。

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