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【着物と私】誕生日とお気に入りレストラン<ブノワ(BENOIT)東京>

5月の話になりますが、お誕生日にお着物でランチに行って参りました。
東京・青山にあるアラン・デュカスプロデュースのフレンチレストラン&カフェ「BENOITブノワ)です。

https://www.benoit-tokyo.com/

「東京で好きなレストラン教えて!」と尋ねられたら間違いなくリストに入るお気に入りの場所です。大好きの理由は「雰囲気が好き」と「いつ行ってもおいしい」から。

写真もたくさん撮ったので、お着物とランチの様子をご紹介していきます。

まずはお着物の紹介を。
最近はチャンスがあれば着物を着ます。とにかく着る回数を増やすのが、上達への近道ですから。
5月だったので袷のお着物です。私は普段、5月は単衣ばかり着ているのですが(暑がりなので)この日はどうしてもこの着物が着たかったのです。水色が大好きなのですが、中でも少しグレイがかかった色が好きです。そして、私の中ではパリのイメージはこの色なんです。

好きな色尽くしのコーデ
自分ではこんなに美しく着られない

パッと見ると色無地的な雰囲気。でもよく見ると着物と同色の糸でスワトウ刺繍が袖にも裾の近くにも施されています。まさに「出ず入らず」なお着物なんです。そこに、薄いピンクに白とシルバーの袋帯を合わせて、帯揚げはシルバーグレイ、帯締めはラベンダーがかったピンクにしました。
ネイルも草履も指輪も日傘も同系色の水色で。誰がどう見ても水色好きそうな人です。袋帯はまだ結べないので、この日は着付けてもらいました。襟元、おはしょり、後ろ姿‥どこを見てもピシッとしてます。さすがプロです。

歩幅大きすぎ!(笑)

ブノワは表参道にあります。表参道駅B2出口を出て徒歩3分くらい。ラ・ポルト青山の10階です(1階はピエール・エルメです)。駅から近いのはやっぱり便利。

受付から中へ。螺旋階段を上がるとエッフェル塔があるんですよ。
高い天井、大きな窓、明るい室内。インテリアも雰囲気もパリそのもの。
お店全体が活気があって、お客さんはみんな楽しそう。店員さんはテキパキしてて、少し温かみのある感じでリラックスもできる。いつ行ってもよい雰囲気なのが本当に素晴らしい。

デートやちょっとした女子会で場所選びに迷ったらおすすめです。この雰囲気嫌いな女子は本当に少数だと思います。

螺旋階段って、もうそれだけでキュンとします
乾杯しましょう

ランチのメニューはプリフィックスでこんな感じです。お皿の数で値段が変わります。ここに消費税とサービズ料がかかります。

*前菜 + メイン + デザート + コーヒー・小菓子)¥5,800
*前菜2品 + メイン + デザート + コーヒー・小菓子)¥7,000
*前菜 + メイン2品 + デザート + コーヒー・小菓子 ¥8,500

私はいつも一番少ないお皿のコースです。前菜2品食べるとデザートは食べる余裕がなくなってしまうので。ここはデザートもすごくおいしいので、最後まで食べ切りたいのです。
その代わり、プラス料金がかかっても絶対に食べたいもの食べます。ランチ、すごくお得なので挑戦したいものに挑戦します。

正統派フレンチビストロなので一皿、一皿に一球入魂感があります。例えばサラダだから軽めかなと思いきや、ベーコンや砂肝とかボリュームたっぷりだったり(サラダ・ブノワ)。味付けもしっかり、ガツンとしたおいしさを感じられるラインナップです。

何を食べてもおいしいので、ぜひ店員さんにメニューの詳細を聞きながら(説明が丁寧で、そしてその料理を本当に好きなんだろうな、という感じがひしひし伝わってくるのです)好きなものを選んでください。
メニューは季節ごとに変わります。季節のスペシャリテもあります!

前菜で迷われたらこのお店の定番「テリーヌ・ド・カンパーニュ」を。「え?前菜?」っていうボリュームできます。もうメインでもいいくらいの満足感。これはおうちでは作れないよね〜、のおいしさをぜひ堪能してください。

メニューは季節で変わりますが、ホームページで確認できますので、予習もおすすめです。私は「何を食べよう」って迷う時間も、すでに楽しい食事の一部だと思っています。この妄想時間が幸せ。

エスカルゴ、食べるのむずかしくないですか?
オマール海老さま
添えてある野菜もおいしい
色からしておいしそう
この日も女性客が多めでした

この日は普通に平日だったので、フリーランス仲間でお着物を着れる寺脇加恵ちゃんを誘ったら、仕事の合間を抜けてきてくれました。

加恵ちゃんは料理関係のお仕事をしてるので、なんとなく仲間意識があります。いつも忙しそう。定期的に会っておしゃべりしてアップデート。時々旅にも出かけます。食べ物の趣味が合う友達は本当に大事。

「おいしー」を連発し、おしゃべりもしつつ、食べに食べる。
エスカルゴとか、オマール海老とか、グリンピースのポタージュにリコッタチーズそして鯛のポワレ。追加料金のかかるメニューをじゃんじゃん頼む我々です。加恵ちゃんがエスカルゴと格闘しながら「リチャードギア来ないかな」と言っていて、「あー、それ今の若い子たちにはわからないよねえ」という話になり、大人になった気がしました(わからない方はぜひ、映画「プリティ・ウーマン」みてね)。

アイスもスフレもピスタチオ
ソースはその場でかけてくれました

ささ、デザートに行きましょう。私は柑橘のクレープシュゼット、加恵ちゃんはピスタチオのスフレをオーダー。どっちもアイスがついてきます。(アイスも本当においしい)繰り返しになりますが、ここはデザートまできっちりおいしいレストランです。デザートってお店によっては、力のかけ具合が料理のお皿とは違ったりするのです。食べると「普通」、またはすごく見かけは豪華そうで食べると「普通」なんてのもけっこうあります。これはね、食べると如実にわかります。デザートはおまけじゃないんですよ。デザートまで含めて、コースは完成なんですから。

私はむしろレストランでしか食べれないデザートが食べたいわけです。今回はクレープシュゼットを食べたいために、前菜はスープで、メインはお魚にして調整したくらい。
そしてこれがまた、ため息つくくらいおいしかった。クレープはもちもち。そこにデコポンと河内晩柑を添えて、温かいブラッドオレンジのソースに、バニラアイス。柑橘の爽やかさとほろ苦さに、クリーミーさが加わって、まさに至福。けっこうボリューミーで、お腹がはち切れそうになりました。(帯が苦しい)

今回も大満足のランチでした。幸せなお誕生日。
加恵ちゃんは「仕事に戻る!」とのことでお店を出て、目の前の246ですぐにタクシーを拾ってアトリエに戻っていきました。カッコいい。

トレイすらかわいい
着物の全身を撮ってもらいました

家に帰って、せっかくなので記念写真を。お誕生日で浮かれてる感じがよく出てます。いい笑顔!
家族と友達がいて、おいしいもの食べられて、好きなことを仕事にして、いや、本当にいい人生だなって思います。
感謝を忘れずに、また1年歳を重ねていきたいと思います。

Happy Birthday to Me:):)

幸せそう(笑)
浮かれてる

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