ガラケー時代に繁栄したモバイルコンテンツプロバイダー各社は今どうなっているのか
今ではあたり前になった高性能端末スマートフォン、高速通信のLTE・4G・WiFi・光回線など・・・この普及を背景に今ではスマートフォン関連のアプリを始めとしたサービス提供にスタートアップを始め、企業の参入が相次いでいます。
しかし1990年代後半からのITバブルが弾けて、2000年代に突入したころ、それこそいわゆる2.5G・3Gが出始めたころにガラケーコンテンツ企業のバブルがあったのを今のスタートアップ企業の多くは知らないことが多いでしょう。歴史から学ぶことは重要ですが、教科書には載っていません。
1999年に始まったNTTドコモによるiモードをキッカケに着メロ・待受画面・占いなどのコンテンツ提供で市場は一気に広がりました。各携帯電話会社(キャリア)は公式サイトと一般サイトとサイトを区別し、公式サイトになるための審査を通過すれば、携帯電話会社がコンテンツ料金の支払いを携帯電話料金と同時に徴収してくれるという料金収納代行のおかげもあり、大きく市場は成長していきます。
また2003年頃からは通信速度が向上し、端末の性能も向上していき3Gが始まります。そこでは着うたやデコメ、動画サービス等の市場が盛り上がっていく。
この時の市場成長と共に株式市場に上場したモバイルコンテンツプロバイダーが数多くいました。インデックス、アイフリーク、MTI、ドワンゴ、 サイバード、ザッパラス、ジー・モード、フォーサイド・ドット・コム、ボルテージ 、アクセルマークといった企業です。今で言うスマートフォンアプリ関連企業の人気と似て、これらの企業は当時株式市場でも高いPERを誇り、これからの市場成長を大きく期待されていました。この繁栄がずっと続くかと思われていました。
こうした企業は市場がスマートフォンへと移行する中、業態の変更はうまくいったのか。
それぞれの企業についてガラケー時代から現在の状況についてまとめています。
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