短歌☦︎︎ 23

絞り出して書いてる感じඉ ̫ඉ


バラバラの 心重ねる ことでしか ひとつになれない そう信じたの

話せない ことばっかりの 人生で たったの三十一字に縋る

目を隠す ことが優しさじゃないよね 惨劇の前 手を繋いでよ

貧相な 語彙で紡いだ 歌たちは 目も向けられず 灰と散るらん

縁結う ことを伝えるかのように 二人の鼓動 重なり合って

忘れるな そんな我儘 言わないよ だけどたまには 思い出してね

薫風に 落ちた花びら かき集め 貴方に降らす 「これが愛だよ」

落日と 訪る夕刻 茜色 美しい日の 終わる憂刻

見世物だ 囃し謗られ 音もなく 踊る絡繰り 白目を剥いて

オルゴール 優しき音色 子守唄 孤独を包む 夢幻の安息

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