短歌☦︎︎ 21

まだがんばります、、


旧き友 通学鞄 両ベルト 繋ぎ感じた 謎の官能

対等で あろうと言った その君に 僕は手首を 掴まれ組臥す

人間の 三大欲求 無ければなぁ 心穏やか 生きれたかなぁ

細き手に 指輪はするり 落ちるから 決して解けない 首輪を授く

映し合う この関係に 名すら無い けれど鎖で 繋がる二人

甘美なる 声は聞こえぬ 振りをして 本能がまま 侵す聖域

君が持つ 大切なもの 奪い去る 最後に僕と 二人にしたくて

真の名を 忘るるほどに 呼ばれない なんて惨いや 花いちもんめ

常の闇 黒を穿った その目玉 咽返るよな キャンディーの味

死してなお 己の居場所 分からない 迷子の御霊よ 社へ帰らん

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