短歌☦︎︎ 11

ほぼ即興で作っております...


美しい思い出にしよう 愛も 2人手を取る 冬の海

純愛に殉ずる喜びを 氷の針に刺され感じた 最期に見た冬の海 微かな希望が 水面に

世界から色が消えた 桜の色もモノクロ 君のせいだ 僕を置いて逝った 君のせいだ

今日があれば明日も 嫌でもある そうやって己を騙し 無為に歳を重ねていく

蛍光ペンだらけの教科書をもう見ることもない 大人になるってさみしい

いつの日か 君の人生のエンドロールに名を 刻める人になれたら

咲けぬ花 朽ち落ち果てる それならば 咲いてみせよう 奈落で一輪

鮮血の海に沈んだ少女が一人 過去に棄ててきた 私の亡骸

随分と遠くまで来たものだ 左回りの時計がニヒルな笑みを浮かべる

同じ思い 抱えて生きる私たち 音楽で生まれた 小さな結び目

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