短歌☦︎︎ 14


書ける時に書く、がモットー
故に不定期、、


聖堂の 極彩色に 目を焼かれ 狂信者となる 幻覚を見た

最後には 月へと帰る ものならば 誰か本当の 私を見つけて

大切な ことも忘れて しまうなら できればいいのに グーグル検索

たった三十一音に息づいた その人の人生 生の有り様

令嬢の 如き仕草に 背を伸ばし 揺れる姫袖 退く平民

人生の 歯車軋み 絶望と 来たる終幕 グラン・ギニョール

夢枕 立ちつ立たれつ 玉響の 時を重ねる 密事の逢瀬

息絶える 貴方を腕に 確かめる 人間(ひと)を崇める ことの重さを

性別を奪ってくれ と言った 天使は 軽蔑するような嘲るような目で 僕を

幸せの 定型を突きつけられた気がして 厭世の瞳(め)を 鏡へ描く

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