短歌☦︎︎ 26

なんでもアリすぎる


とりとめの ないノスタルジーの 風が吹く 京の血筋が 今も流れる

晴天に 海へと響く 踏切の 音が奪った 僕達の夏

苦しみも 悩みもぜんぶ 文字として 書き記したら 文学となる

君のこと 幸せになど できないや 取り消させてね 告白さえも

何度でも 君の名前を 呼ぶからさ そうしてずっと 笑っていてね

赤い糸 小指絡めて 約束と 結んでたのは 私じゃなくて

昼の日を 受け止め聳ゆ 観覧車 思い出乗せて 回り続ける

君の香を 想像したら 淋しくて 望まぬ朝を 期待し眠り

ちっぽけな プライドごときに 操られ 自分の首を自分で絞める

長き髪 ちらりと覗く 横顔の その美麗さに 心奪われ

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