詩 | 飲み込むの
あなたの怒りを、わたしにちょうだい。
それを、わたしが飲み込むの。
ぐちゃぐちゃに噛み砕いてみて、一気に飲み込んてみてもいい?
すべての破片も噛み砕いて、最後には嘘みたいに何もかもなくなってしまうかもしれないから。
そうしたっていいでしょう?
わたしがそれをしたっていいでしょう?
そうしたらふたりで大笑いするの。
こんなに簡単だったのって、あなたは目を大きくするの。
それを見てみたいから、一気に噛み砕いてみたい。
そして、驚くあなたが見てみたい。
目を大きく開けて、わたしがいとも簡単に飲み込んでしまうところを見せてあげたい。
そうしたらふたりは大笑いするから。
腹を抱えて椅子から転げ落ちるんだよ。
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