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「文章を書く」ことは財産である

今日は朝から勤務した後、帰って一冊の本を読んだ。
読んだのはnoteを使用している人にとってかなり馴染みの深いかもしれないこの1冊。



いしかわゆきさんの「書く習慣~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力」。


ブログに何度も挑戦してはネタを見つけられず挫折。このNoteも「時間がないしな…」と思いフェードアウト…
そんな三日坊主な私がたまたまInstagramで流れてきたこの本に出会った。
結果この本は私にとって特効薬になった。



完璧主義は不完全

要するに完璧主義の人は、単純に「完璧を求める不完全な人」なんです。
書く習慣

この言葉に殴られたような衝撃を受けた。

自称完璧主義の私は「読む人に価値を提供しないと…」、「他の人と被らない、質の高いネタを見つけないと…」と血眼になってネタを探し、自分の首を締めていた。

やっとこさネタを見つけてもやれ「これだと伝わらないかもしれない…てか文法あってる?」だの、やれ「ここのデザインが気になる、直して投稿更新しよ」だの、とにかく1つ記事を書き上げるのに気づけば新聞配達の音が聞こえる時間になっていることばかり。

言われてみれば確かにこれでは完全に「不完全な人」ではないか。こんなあっぷあっぷなやり方で書くことを習慣づけることも、楽しむこともできる訳がない。

自分のこれまでの書き方をこうして文章にして振り返ることによって、いかに自分が馬鹿なやり方をしていたかに気付かされた。

終わらせる勇気をしっかり持ち、ええいままよ!くらいの気持ちで投稿した文章の方が案外面白かったりするのは、自分の過去のNoteを見ても感じる。


自分にとっての無益は、誰かにとっての有益

あなたが無意識のうちにやっている、自分には無益のように感じられる行為が、経験したことの無い誰かにとっては「有益」になるんです。
書く習慣

この言葉にはかなり心を軽くして貰えた。
私は無意識のうちに、「世界中のみんなに価値を届けないと!!」と思っている節があったと思う。これも文章にすると普通にヤバい奴。落ち着け自分。


そんなことはどんなに優秀な人であっても無理だ。とにかく自分の中のハードルを下げて、自分の経験を発信してみれば、誰かに刺さる日が来るかもしれない。そう思うと自然と日常の中からネタが湧いてくるような気がした。

  • 今日読んだこの本、あそこが面白かったな

  • 電車で見た人達のやりとり妙に覚えてるな

  • 今日は一日家にいたけど、こんな時間の使い方もありだな

等、今書いている間にもこれくらいのネタならすぐに浮かんでくる。
これでいいのだ。この本はそう思わせてくれた。
(もちろんただの感想文ではなくそこから何を学んだかを書くことによって価値が生まれるものだとは思うが)



その瞬間のことは、その瞬間の自分にしか書けない

その瞬間のことは、その瞬間の自分にしか書けない
書く習慣

そう言われて、私はこれまでの文章を書いていなかった期間についてすっぽり記憶が抜けていることに気づき、ものすごく後悔した。

書いていない期間にも必ず心が動いた瞬間があったはずだし、自分を成長させてくれる瞬間もあったはずだ。
なのに書いていないから振り返ることも出来ず、結果自分がどう成長しているのかも分からず「自分は成長していないんじゃないか」というネガティブ思考に陥ることもしばしば。

あんなに楽しかった部活動も友達との旅行も、何がどう楽しかったのか。振り返ろうとすると意外と覚えていない。鮮明だったはずの記憶も、気づけばぼんやりともやがかかった「よくわからないけどなんとなく素敵な記憶」になってしまう

俺の楽しかった思い出はそんなやわなもんじゃねえ!!一生忘れるもんか!!とたかを括っていたけれど、いざ思い出そうとすると全然思い出せん。無念。

毎日心の動いたことや学んだことを文章にして残しておくことで、自分の心の整理にも繋がるし、NoteのようなSNSに公開していればひょんなことから誰かの役に立つかもしれない。
アフィリエイトブログにしていればストック型のビジネスにつながるかもしれない。

そう考えると、あー今まで自称完璧主義にこだわってどれだけの貴重な財産を手からこぼれ落としていたんだろう!!自分の馬鹿野郎!そう思えてならない。
早く文章を書きたい。



この本に出会ったことで、私の文章を書くことに対するハードルはスカイツリーから小石にまで下がった。

この本はうまい文章の書き方や正しい日本語について学べるものではないと思う。だがそのような本ばかり読んで執筆のハードルをさらに上げてしまっていた自分にとって、この本は救いの一冊だった。

この記事を読んでくれた方の中にも、同じようにハードルばかり高くなっている方もいるのではないだろうか。
同じような境遇の方が、この本に出会えるきっかけとなっていれば幸いだ。


いかがでしょうか?
そうやってこの記事を締めたいリトルあられをぐっと押さえつけ、公開ボタンを押そうと思う。
(理由は本を読んでみてね)

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