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執筆に速度を求めすぎた結果は…

結論、速度を求めすぎると質は落ちます。

はい。実感しました。


通常、構成作成に3~5日ほど取っている私。

時間にすると15~20時間ほどかけていますが、今回はリサーチから構成までを約10時間で終了。

うん、早い!


ですが、速度を求めすぎたため、FBを見て質が落ちたことを実感。

「リサーチがしっかりしている。ていねいに仕上げてくれている」とディレクターさまからは言われましたが、いただいたFBを見て「なんでできなかったんだろう……」と自分の不甲斐なさに意気消沈です。


今回のお話は、同じ過ちを犯さないよう自戒を込めて書きました。

執筆速度が遅い方。時短にばかり気を取られていると私のようになってしまうかもしれません。自戒を込めて書いていますので、参考にしていただければ幸いです。


私のリサーチ~構成作成までの手順をサラッと説明します。手順は以下のとおり。

・上位10記事の見出しをピックアップ
・マインドマップで同じ枠組みの見出しごとに分ける
・基本の構成を作成
・ヤフー知恵袋やTwitterでKWチェックし、増やせる見出しがないか考える
・動画や本もチェックして、増やせる見出しがないか考える


ここからは、見出しに箇条書きでリサーチしたメモを付けていきます
・上位記事を読んで、見出しに箇条書きメモ
・検索して、見出しに箇条書きメモ
・KWに関連した動画を見たり本を読んだりして、見出しに箇条書きメモ
・箇条書きメモする際、使えそうなURLや画像を貼り付ける
・内部リンクが付けられる記事がないかチェックし、URLを貼付ける
・公開サイトで利用できるページがないかチェック、URLを貼付ける
※企業サイトなので資料請求ページやトップページなど


構成を作り終えたら、箇条書きでメモをしつつ見出しと見出しの流れがスムーズか考えます。見出しからの流れがスムーズでないと読みづらくなってしまうので、回避するためです。


あとは、1つの記事で内容にブレがないかどうかも見るために、箇条書きしながらチェック。

そして、箇条書きを読めば見出しの内容がほぼ分かるように書き上げていきます。


構成は、ときには5000文字相当の記事で5000文字ほどの箇条書きになることもあります。

もちろん、構成を提出する際は、濃い情報のみをピックアップして残りの箇条書きを削ることは欠かせません。

箇条書きを削る理由は、ほかのライターさんと足並みを揃えるためです。削りきれなくて多くなることもありますが……。


箇条書き付きの構成案が完成し、提出。

ディレクターさまからの構成チェックのFBは0でした。

そして、クライアントさまの構成チェックも終了し「いざ執筆!」


今回、リサーチ・構成から画像選定含めた執筆完了までの総時間は17時間40分。


構成提出までの時間が約10時間だったので、執筆・画像選定・推敲は7時間40分ほどで終了しています。

ちなみに、いつもの私の執筆時間は画像選定・推敲含め18時間ほど。約半分の時間で執筆・画像選定・推敲までを終わらせていることがわかります。

今回の執筆は知識がないジャンルといえど書きやすい部類だったため、執筆時間が短縮されたこともあります。


時短で納品できるのは、確かにいいことかもしれません。

ですが、あくまで質を担保できていることが前提です。


私の場合は、時短したことで見落としが増えていたことがFBでわかりました。

「いつもはできていたのに、どうしてできなかったんだろう……」


考えてみると、推敲しているときに一瞬迷った部分。この一瞬が質を下げる要因になっていたと感じます。


たとえば、いつもなら書くであろう「法律名」。

執筆しているときに「ぁ!法律名……」と一瞬思ったものの、すぐ下に画像や該当リンクが貼ったため抜いてしまいました。

結果として「具体的な法律名があったほうがいいですね」とFBを受けました。


ほかにも、反論処理する部分が抜けていたり内部リンクの紹介文を抜かしたり……。

「内部リンクの紹介文、一瞬ためらったんです。でも、抜いてしまったんです」

ここでも、いつもならできていたであろう部分ができていませんでした。


一瞬のためらいが、質を左右する。今回、ためらった部分は、すべてFBされたりサラッと修正されたりしていました。


今回の失敗で得た教訓

「ためらったら、書く。そして、あとで見返す」


受けたFBは以下。記名記事ではないのですべて見えないようにしてありますが、黄緑部分がFB箇所です。


①言葉チョイス

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②言葉チョイス

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③ペルソナが利用する言葉を使う

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④逆接ではない「が」が使われていた。2文にする。

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⑤反論処理

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⑥ふりがな

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⑦補足説明

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⑧内部リンクの紹介文

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⑨いい未来を想像できる文章で終わらせる

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⑩法律名

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画像が付けられませんでしたが、ほかにもありました。

⑪スケールが大きくなりすぎる文章は削除

⑫組み立てがおかしい文章を修正

⑬誤字1つ 代わる→変わる


多い……。見直しをしっかりしていれば直せたはずのものが多すぎる……。

前回が0だっただけに、今回のFBはより重くのしかかります。


時短ばかりに気を取られると、私は一瞬の迷いもスルーしてしまうことがわかりました。


時短で記事を書き上がられるのは、いいこと。でも、質が落ちるのは本末転倒です。

今まで築き上げてきた関係が消えてしまうかもしれません。継続案件もなくなってしまうことだってあり得ます。


そんなことにならないよう、時短ばかりに気を取られず、質を重視して書き上げることが大切だと実感しました。

そして、質を重視することで読者に寄り添った記事が書けるようになるんじゃないかな。



質を担保しつつ、少しずつ執筆スピード改善していきます!

自戒を込めて ~花霞さくら~


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