Gorky's Zygotic Mynci - Bwyd Time (FULL ALBUM)

読み方はゴーキーズ・ザイゴティック・マンキ。ウェールズ出身のサイケバンドである。アウトサイダー・アート然としたジャケットからして新興宗教じみたかほりが漂う。当然中身も一筋縄ではいかないものだ。こんなに珍妙でヨレたサウンドをせいぜい20歳くらいのメンバーで作っていたのはある意味早熟ではなかろうか。やっぱ親がヒッピーだったとか?

彼らが活発に活動していた頃は。UKではブリットポップが全盛だった。オエイシスのようなBeatles直系のバンドがゴロゴロいたシーンでも、ここまでドリーミンな変態音楽は少なかったから浮いてたんではなかろうか。(クーラ・シェイカーというインドかぶれはいたが……)

いま調べたらバンドは2006年に解散済。2003年の最後のリリースまではUKチャートで100位以内には入っていたので信者はそれなりにいた模様。

なんとボーカルは現在ティーンエイジファンクラブの正式メンバーとしてキーボードを弾いている。

95年リリースのこのアルバムは、意外なことに初聴時よりもずっと気持ちよく面白く聴けた。他のアルバムも攫ってみたい。

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