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過去の自分よ忘れてごめん

昔ブログに書いていた記事はどこに隠したんだっけと、PCの中やネット上を探してみたが見つからない。でもまあ、無いなら無いでいいか、残しておいたって仕方がないのだ。

……と、諦めてスッキリした時に見つかるのが探し物の常というものでありまして、折角なのでそれらをちらちらっと読んでいたら、こんな日記があった。

ーーー2013/07/31 23:14:00
 レッスン中の何かの話から転がり転がって先生が、「結局ね、弾いているのが楽しそうに見えるのが一番だと思うんですよ」と言った。「”難しい曲を上手く弾いているな、格好イイな、さすがだな”っていうのもいいけど、それよりも、”なんか分かんないけどこの人すっごく楽しそうだな、俺もギターやってみようかな”って、そう思ってもらえたら成功なんじゃないかな」 
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最初、ピアノの話かと思って読んでいたのだが、「俺」?
そうか私、この頃はアコースティック・ギターを習っていたのだ。

この日記は次のように続く。

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 同じようなことをつい最近、朗読の教室でも聞いたばかりだった。体験教室を開くと見学に来てくれる人が大勢いるけれど、実際に入会するのはほんの数名だ。でも、入ってくれなかったとしても、
「来てくれた人たちにね、”なんだかみんな元気で楽しそうだったな、わたしも何か始めようかな”って思ってもらえたら、それだけで体験教室をやった甲斐があると思っているんです」と、先生が話していたのだ。   
 そうか。
 自分がしていることなんかただの趣味だし、誰に何を与えるでもないと思っていたけれど、もしかしたら誰かがちょっとくらいは心を動かされて、何かを始めるきっかけに繋がっていく ”かもしれない” …としたら、それってすごく嬉しいことだ。
 その、「楽しいよー!」っていうのを楽しそうに伝えるには、真面目に練習をして上達して、それによる自信と余裕を持つことが必要だってずっと思っていたけど、まず、「楽しそうにやる!」の方を練習してみてもいいのかな……なんて思った。 
 というわけで、今日の日記は笑顔で楽しそうに書いてみました。なんてね。

ーーー昔の日記は以上だ。

「まず第一に、楽しそうにやること!」か。

11年前の私よ、キミはすぐに忘れたみたいだけど、
思い出せたであるよ。