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ゆっくり止まらず躓かず

しばらく前から「献呈 シューマン=リスト」を練習している。

弾けるところはどんどんスラスラとスピードも上がるが、引っかかるところはいつまでもひっかかる。なので、弾けないところだけ必死に練習するんだけど、通して弾くとやはり上手くいかない。

そんな時にレッスンで、「最初から最後まで、低速で弾いてみましょう」とアドバイスを受けた。とにかくゆっくりでいいので、同じ速度で止まらずに通して音楽的に弾く練習だ。

人間、一度立ち止まる癖がつくと、同じ所に来た時に脳が変な信号を出して、必ずぎこちなくなってしまうらしい。

そんなわけでこの1週間、低速で練習している。これが意外と楽しい。ゆっくりなら止まらずに通せるようになり、そのうち指が覚えて、少し早くしても躓かなくなってきた。

「急がば回れ」ということか。

あ、ちょっと関係ないけど、ドラマ「一番好きな花」で4人の登場人物たちが互いに「嫌いなポジティブワード」を出し合うシーンがあった。

「他人は変えられないけど自分は変えられる」「やまない雨はない」「失敗は成功のもと」などなど。
妙に共感してしまった。

特に「やまない雨はない」

そりゃ、雨ならいつかは止むけど、それとこれとは話が別でしょ!
と、何度思ったことか。

話がそれたまま今日はここまで。