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海の近くまで

絶対に外に出かけると決めていた日。
千葉方面への下り電車で、とにかく何処かに行こうと思ってGoogleマップを辿った。午後からなのであまり遠くに行くことはできない。

まずは、稲毛浅間神社にご挨拶。

元々は、一の鳥居が海の中にあったという。今は国道のそば。埋め立てが進んで海岸線は遠くなった。小高いところにある境内からも、高層住宅に阻まれて海は全く見えない。
でも、歩けない距離ではない。

埋立地らしい直線道

見ての通り、とにかく真っ直ぐ、真っ直ぐ歩いて行けばいいのだが、同じような集合住宅の並んだ広い一本道を歩いていくのは、思った以上に長く感じた。太陽に向かって歩いていたから日焼けが気になるのに、もう日傘は持ち歩いていないし日陰もほとんどない。

途中の駅で帰ろうかと思った。
でもほら、そう思っても脚は止まらない。ひたすら歩いて歩いて歩いて、
ついに海ー!

もうだいぶ陽が落ちてる
サンキュー倒木 ひと休み

少しでも歩きやすいように、砂の湿っている海の近くを歩いていた。でもその先に、見るからに10代のカップルが立っていて、お互いにずっと向き合ったまま、抱き合ったりキスしたりしている。「恋愛とは互いを見つめ合うことではなく、並んで同じ方向を見ることです」というのは誰の言葉だったか忘れたけれど、君たちに贈ろう。

そんなわけで、もっと海の近くに行くはずが、少し離れた距離のままで帰ってきてしまった。海に、触れていない。この次は、海を触りに行こうと思う。触りたいわけじゃないんだけど、なんだろね、動機付け?

人工の浜だけど海は本物

11,528歩。
ちゃんと出かけた私を褒めてあげたい。


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