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やってられない月曜日とか

あとで書こうと思ったことをスマホに簡単にメモしている。例えば「やってられない月曜日」

これは、月曜日の電車内でおじさんがこのタイトルの本を読んでいたことに興味を持って書いたメモ。「やってられない月曜日」を月曜日に読んでいるおじさん。あなたは昨日もそれを読んでいたんでしょうか。それともネタで今、その背表紙を車内の人たちに見せているんでしょうか。明日は火曜日のなんちゃらという本を読んでいたら面白いな…なんて考えた。

気づけば、電車内で本を読んでいる人を見ることがとても少なくなった。昔はそれこそ漫画雑誌を広げている人が沢山いたけれど、今はほとんどスマホで読んでいるんだろうか? 

Kindle派の私も、以前は文庫本を持ち歩いていて車内でも読んでいた。でも、必ず書店のカバーをかけたままで、何を読んでいるのかを知られたくはなかった。余計な関心を持たれたくないというか…。

そのくせ、人の読んでいる本は気になる。(いや、自分がそうやって気にするからこそ、気にされたくないと思うのか)

「やってられない月曜日」を月曜日の車内で読んでいたおじさんは、そんな自意識過剰ではなかったんだろう。単に、読みかけの本を読んでいただけ。もしくは、ただただ、もう、やってらんない月曜日!!だったのかもしれない。心の叫びの背表紙。