sakurai

書かなければ明日には忘れてしまうような些細なことを文章にするのが好きです。趣味はピアノ…

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書かなければ明日には忘れてしまうような些細なことを文章にするのが好きです。趣味はピアノの練習。愛猫はソマリ。むかしむかし、リンスはお湯で溶いていた世代です。

マガジン

  • 三十一文字日記

    三十一文字で書けることを、後から薄めて広げてみたり。

  • Sakuraful Stories

    過去に書いたショートストーリー

最近の記事

今日は一日雨だから昨日のうちに摘んでおいたバラしあわせ?

雨になるから全部の花を摘んだわけじゃなくて、残っている花たちはベランダで濡れそぼっている。…と書くと気の毒そうだけど、それは人間の目線。 昨日のうちに摘んだのは私のためで、花のためじゃない。 ラジオのパーソナリティーが雨の日に因んで「相合傘の思い出」を語っていた。「お姫様のように扱ってくれて、100パーセント私の方に傘を傾けてくれた人がいた。うふふ」 もしも100パーセントで傘を傾けられたら、気まずい思い出にしかなっていないだろうなと思う私は、所詮、お姫様にはなれなかっ

    • 日曜日(3行日記)

      午後からピアノを弾いていたら眠くなってしまった。 15分だけ寝るつもりが30分になり、寝過ぎたわと起きてトイレに行ってからまた30分寝てしまった。 そして、昼寝に付きものの妙にリアルな夢をみた…けど、思い出せない。

      • 花の鉢を下げた人らとすれ違う悩むことなしカーネーション(200字未満日記)

        稽古の日だった。夕方の電車が思いのほか混んでいて、前に立っている人のLINEの画面が覗けてしまう。 たぶん見られても問題のない内容なんだろうけれど、見せられたくないのよ、私は。 「見たくないなら見なきゃいい」とよく言うが、「見ない」ということをさせられるのが嫌なわけ。 見たくないものがあったら、とっととその場所を離れるのが常だけど、混んだ電車じゃそれもできなくて、見たくもない広告を見上げた。多分そういう時のために広告はある。

        • 何だか今日も終わってしまう(3行日記)

          前にも書いた気がするけれど、日々の境目がだんだんとぼんやりして来ている。今日のことも昨日のことも先週のことも、のっぺりと繋がって漂っている。もにゃもにゃ。 熱を注ぎすぎると溢した時が怖いから、そこそこの量にして、なんなら全然熱くないですよーという顔で過ごして今日も終わる。 やりたかったのにやらなかったことだらけよ。明日やる? さあ、どうかしら。

        今日は一日雨だから昨日のうちに摘んでおいたバラしあわせ?

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        • 三十一文字日記
          28本
        • Sakuraful Stories
          15本

        記事

          彩り

          朝いちばんに美容院に行って、あとは家で過ごした日。溜まっていたアイロンかけもしたし、ピアノの練習もたっぷりして、久しぶりに一人時間が充実していた。 子猫が来てから、不用意にベランダへ出ることができなくなった。後で後でと思いつつ半ば放ったらかしのまま、花は咲いて、萎んでいる。べつに構ってくれなくたって咲けるのよと、言われている気もする。 冬の間たのしませてくれたガーデンシクラメンも終わり、パンジーやビオラも徒長して花もまばらになった。シクラメンはともかく、一年草はそのうちに

          毎日書かなくってもいいんじゃない?と、久しぶりに思った。書きたいこともそんなにないしって…でも、ああ、そうなのよ、書かないでいいことにしたら書かないのよ、ずっと。 それでも別にいいじゃん?何の不都合もないし。…とは、まだ思えないかな。

          毎日書かなくってもいいんじゃない?と、久しぶりに思った。書きたいこともそんなにないしって…でも、ああ、そうなのよ、書かないでいいことにしたら書かないのよ、ずっと。 それでも別にいいじゃん?何の不都合もないし。…とは、まだ思えないかな。

          要オブラート(3行日記)

          大雑把に言ってしまえば、いい作品を作るには、演出家のダメ出しは重要だ。 本人にその「ダメ」が伝えられる時にはうまーくうまーく伝えられるけれど、元の言葉は端的で、結構キツイ。他の人が聞くことになるそんな剥き出しの「ダメ」を、今日は耳にしてしまった。 私も本当は、こんな風に評されているんだろうな。けど、まあ、包んでもらった言葉をわざわざ広げて苦味を味わってみるこたぁないか。

          要オブラート(3行日記)

          今日はまだ全くnoteを開いていなかった。読めていないし、もちろん書いてもいない。読むのは明日、通勤途中のお楽しみにしよう。お疲れさま、私。

          今日はまだ全くnoteを開いていなかった。読めていないし、もちろん書いてもいない。読むのは明日、通勤途中のお楽しみにしよう。お疲れさま、私。

          葉っぱのお風呂(3行日記)

          葉っぱのお風呂は嫌だと孫に言われたけど、私だってシャワーで済ませたいけれど、一年に一度のおまじないだから菖蒲湯。 昔はもっと香りが強かったはずなのに、スーパーで求めた菖蒲ではもの足りなくて、根元をくんくんしてしまう。 亡き祖母が小学生の私に花菖蒲の生け方を教えてくれたことも、興味が持てなかった申し訳なさと一緒に思い出す、一年に一度の日。

          葉っぱのお風呂(3行日記)

          なんだかよい(3行日記)

          連休2日目だけど今日は稽古日。私は生まれも育ちも関東で、標準語しか喋れないが、出身地によってはなかなかイントネーションの違いには気づきにくいものらしいのもよく分かってきた。 とはいえ別にアナウンサーじゃないので、あまり厳しくイントネーションを直されることはない。そこばかり気にして台詞が疎かになる方がよくないということかもしれない。 と、わかってはいるけれど、聞いている私はちょっと違うんだよなーと、気にはなる。ちょっと気になって、ちょっと羨ましいと思っているのだ、その優しい

          なんだかよい(3行日記)

          とりあえず静かな1日目

          なんでも口に入れようとする子猫が居るので、リビングにレゴブロック等を広げないでねとお願いして、代わりに夫の部屋が孫の遊び場になった。当然、遊び相手も部屋主になり、彼は出来上がったものを私に見せに来る。 猫はケージの隅から新顔を観察していたが、彼が外に出かけると出て来てあちこち匂いを嗅いで回った。 孫も猫も、いろいろ言いたいことはあるだろうが、まあ、慣れてくれたまえ。

          とりあえず静かな1日目

          今から疲れてる(3行日記)

          連続5分が限界のシュレッダーが悲鳴をあげて止まってから1時間以上も復活せず、中途半端に紙ごみが残った。溜め込み過ぎなのだ。(夫が) 明日からの連休、孫がいても毎日書けるのか、ピアノも毎日弾けるのか、分からない。時間は作るものとわかっちゃいるけど。 連休の後に、extra連休が欲しい。

          今から疲れてる(3行日記)

          ややっ(3行日記)

          しばらく弾いてないぞと思い出して、「献呈」(リスト/シューマン)を弾いてみたらまあ、ボロボロ。 まだ暗譜しているし、指が覚えてはいるけれど、辿々しいったらない。これはもったいない、練習しよう。 と、思ったところで時計を見上げ、まだnoteの更新をしていないことを思い出した。危ない危ない。またまた連続記録(ただいま三度めの32日め)が途絶えるところだった。

          ややっ(3行日記)

          10周年

          こんなバッジを頂くのは申し訳ないくらい、ここ2、3年以前の記事の数はスカスカだ。ブログをメインにしていたのでそもそも書く機会も少なかったが、下書きに戻した記事も多々ある。消したのもある。まあ、10年もたてば色々ある。 登録して最初に作ったヘッダー画像は、今回お借りした写真のような(こんなにきれいな写真ではないが)、東京タワーだった。今の時期、東京タワーには毎年鯉のぼりが飾られるのだが、中に一尾だけ秋刀魚のぼりがある。そんな写真を撮ったものだった。 見つけて欲しい人がいた。

          10周年

          かつて網棚は網の棚だった(3行日記)

          電車の荷物置きに何かが乗せられているのを見ることはほとんどない。時間帯や路線にもよるのかもしれないけれど、積極的に網棚を利用する人が多いとは思えない。背の低い私などは特に、乗せにくいし取りにくいので絶対に使わない。 網棚といえば昔は、読み終えた新聞や雑誌をひょいと網棚に上げて降りて行くけしからん人がいたものだ。今は紙媒体を車内で読む人が減ったせいなのか、網棚に何かが残されているのを見ることはほとんどなくなった。 …と、思っていたのだが、今日は漫画雑誌が無造作に置かれている

          かつて網棚は網の棚だった(3行日記)

          名前は知らない(3行日記)

          ベランダのバラ、開花第一号。赤いバラの写真はいつもうまく撮れない。 このバラは、夫の実家の庭、というか生垣のように生えていたバラで、家が取り壊される前に枝を何本か切って来て、根付かせた。 欲しかった本命のバラはカクテルというつるバラで、まだ義母が存命の頃から何度も切って来ては挿木に挑戦したのだけど、全て失敗に終わった。やたらに他所で子孫を増やしたくないタイプだったのね。

          名前は知らない(3行日記)