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伸びしろ

生徒さんを見ていて「上手くなったなー」としみじみ思えると、何やら母のような嬉しさでお腹の方からじわじわとあったかくなってくる。ま、皆さん私より年上なんだけど。

私の教えていることに関していえば、上達には「その場に慣れる」というのが大事なんじゃないかと思っている。

最初のうちは「笑われるのは嫌だ」とか「恥ずかしい」という気持ちが邪魔をして、皆さん振り幅が狭い。でも、サークルの雰囲気に慣れてリラックスすれば声も出るし、「仲間」になれば、互いに笑われたり笑ったりもありで、思い切りがよくなるものだ。

とにかくその「雰囲気作り」が大事だなーと思いながらやっているのだが、定期的に数人ずつ「新しいメンバー」が増えるタイミングがある。

そうすると、あったまっていたお湯に、常温の水が加わってぬるくなる…ならまだいいけれど、あったかいところと、冷たいところに分かれたままの状態がしばらく続く。それをかき回しながらうまーい具合に全体があったまった状態が、今なんだなきっと。

そうしてまた、年末にかけて温度の異なる人たちがやって来るんだ…。

常温ならいいけど、自分から参加しているのに冷水を装う人がいると困るのねー。
熱湯も困るけど。

ま、そんな心配をしても始まらない。何事も、変わって行くものだから、いい方にだって転ぶ。