イグBFC4感想 1 - 10

※この記事に読む価値はないのでブラウザバックしてください。しないなら時間の無駄は自己責任だと肝に銘じてくだしゃんせ。



本記事について

 イグBFC4の感想を置いておきます。
 みんな「自分がアホであると思うもの」を書いてるんだから、その作品になにを書かれても「アホだもんな」で済むだろう。だから気楽に感想を書きましょう。書くだけ時間の無駄かもしれないが、どんなにアホなものでも感想を書かれるとうれしくなってしまう人間が一定数いるんだ。仕方ないと思って諦めろ。
 なおイグナイトファングマンは去年色々あって死んでしまいました。経緯はどうでもいいので説明しません。というわけで今年はイグナイトファングマン・ザ・セカンド(略称・イグナイトファングマンⅡ)として私が感想を書きます。アホなものに感想を書いてもらえるんだからそれだけでありがたく思ってくださいね。思わない? この世界にはありがたくない感想もあるもんな。それなら無関心の方がいいと思ってしまうようなものがあるのは間違いない。

 でもきみたちはファイトすることを選んだ。
 ダメージを受ける覚悟はできてるか? オレはできてるがゆえに先制攻撃をしかける。

感想 1- 10

1『赤心部隊の第五』EG文庫

 過去から来たりし発火させる牙、イグナイトファング! AC6の熱々なネタを使っておけばそれらしくなるだろう? という安直極まりない下品さと原典へのリスペクトが薄いコーラル被れのルビ芸にルビコニアンイグナイトファング!
 いかにもなナンセンス展開作品をポッと出のnoteで突っ込ませてくる命の軽さに火炎放射器からのアサルトブーストキック! からのイグナイトファング! 文芸は全ての読者のためにあります。 お前はそうではない。 おまけのイグナイトファング!
 noteだと記号芸ができなくて困る。

 ちなみにですけどこの作品、余計な処理を加えてるせいで文字数カウントすると原稿用紙7枚の判定になるんですけど大丈夫なんでしょうか? 他人の作品ながらどうでもいいことが気になります、レイヴン。

2『アンタッチャブル』今村弘樹

 イグはよお……おじさんの人生を狂わしちまったんだ。それに加えておじさんに恋するなんか知らん人の人生もな……。真剣勝負においてはこの切れ味が大事なんだ。わかるか若造? オレにはよくわからん。まあ火をつけときゃ紙なら燃えるやろ。ほい、イグナイトファング!

 140字小説を彷彿とさせますね。当たり所によっては普通にいい作品と判定されるのではないでしょうか。ありきたりですねとかしたり顔で言ってくるやつが出てきそうだけど。

3『まじかる☆コミックルナ コミカル!』夏川大空

 魔法少女を舐めてるやつは匂いでわかる ッ! キュアップ・ラパパ! マジカルジェノサイドイグナイトファング!

某虹D<かわいくないから1点です
オレ氏<あんたほどのやつがそう言うなら……

 アホになろうとしてアホになるって芸人っぽいよなあ。芸人を養成するイベントなのかな、イグってのは。イグがイグを呼ぶが、そこに本当のイグがあるとは限らないんだけどね。この作品は、そうだな。コロコロコミックのギャグ読み切りに応募するための原作みたいな味がするよ。だいたいそんな感じ。イグナイトファング!

4『広島探偵都市』乙野二郎

 難しい小説を書くとオレがついていけないからやめろと何度も言ってるだろうが! なんとなくどっかで見たことのある文章を使いながらちょっとセンシティブなヌカっとさわやかエンディングにイグナイトファング!
 特に意味はないがついでにパスカルイグナイトファング!
 ミステリなのかアンチミステリなのかオレにはもうよくわからない。わかるか? ティラノ…… ティラノ?

 ティラノがいないので代理の蟹曰く、

規則があって横にしか歩いてないだけ

真空メロウ『ずわいがに』

 ミステリらしい状況を作ってからすべてをヌカっとした感じの爆弾で吹き飛ばすという展開はいかにもナンセンス。アホというものを定義してから改めてアホなことをしているという感じがかわいくないです。

5『ぐれいとぶっだぶりーず』赤木青緑

 BFCはあちらですよ? 汝の右の頬にイグナイトファング! 反対側にもイグナイトファング! とりあえずなんだか組み合わせが狂ってれば馬鹿馬鹿しくなるだろうというのが浅薄。おまけのイグナイトファング!

 正気でアホに迫ろうとしたとき、どうしても他人の考えるアホの定義に引っ張られる。養殖のイグはそのわざとらしいイグ味が口に入れた瞬間にふわっと膨らんで弾けて消えない。人工甘味料が悪いとは言わないけど。

6『かごめ』鮭さん

 あんたには敵わねえよ。ここに銅像を建てるしかねえ。 どうでもいいけど月から届いたニンジンビームの曲、だいぶ決まってると思うがあんたはどう思う? クールだね。

 この作品の天然イグ味を強調するのは、額から出てくるものがしれっと『かもめ』から『かごめ』に変化してるところ。題名はかごめ。どうして変化したのかまったく説明がないのでわからんしなんなのこの小説。しかも作者がおもしろいと思ってるものの中に入れてあるし。おもしろいけどアホでしょってことか。ミスから生まれたのではないかと疑うほど非常に高度なイグ作品だと思います。うっかりイグナイトファングも打てねえぜ。

7『コロナの時代の愛』大江信

よくわかんねえけどBFCにでも行けばいいんじゃないか? 知らんけど。イグナイトファング欲しい? あげるよ。イグナイトファング。
 Xではここに恐竜じゃんけんを挟んでいたがそれができない。noteのまだまだなところが露呈する。

 私信ですが、あなたこういうビターなラブストーリーが好きなロマンチストやね。知らんけど。知らんけど。別に大事でもないが二回言う。

 この作品の「アホだと思うところ」を教えて欲しい。いや、青春を生きる若者の「アホだと思うところ」は書かれているかもしれないけどな。

8『英雄』呉エイジ

 なるほど、ウェルメイドだ。イグナイトファング。これ以上なにか要るか? それがイグBFCだ。イグおじがそう言っていた。言ってない? 知るか。文句はイグおじ夢小説の人に言え。

 アホな展開をよく考えて作ってあると思うので、出来のいい小説に分類してもいいと思います。だから養殖イグで、イグとしては味気ないってのが残念なところであります。

9『秋ヶ瀬橋』ユイニコール七里

 いい話だったなあ。イグナイトファング? あげません。欲しいですか? 欲しくないひとにはあげません。欲しいですか? なおさらあげません。卑近な物理実体に頼るのが今年の傾向。去年と似た読み味でよかったぜ?

 BFCとイグBFCの作品を区別しないということは、どちらに対してもアホなもので勝負を仕掛けているということでしょうか。だとしたらたいしたものだ、と思います。でもそういうものが得てしておもしろい結果を生むのだとしたら、人造の極致たる芸に迫る方法のひとつとしては正しいのかもしれないとか思ったり思わなかったりする。さっきまで思ってもみなかった。

10『ダイベンシャ』升宮生

 はい。まあ、はい。そうですか。 無菌だろうがなんだろうが私はこういうものは嫌いです。好き嫌いで判断するのが読者の特権だ。変にウェルメイドなのもよくない。お前にはバカバカしさの再教育が必要だ。 焼却処理イグナイトファング。


 題材をそれっぽくすればいいと思ってるの本当に嫌です。誰も書こうとしないものに果敢に挑む勇気とかそういうものを持て囃すのも滑稽です。だからこの作品は自分からアホになりにいってる養殖イグの典型例みたいなもので、イグナイトファングして燃やしておかないといけないわけですね。


 

 本記事は以上です。
 お互い、時間は大切にした方がいいと身にしみたことだろう。
 でも、お読みいただきましてありがとうございました。
 また来世。

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