イグBFC4劣悪感想紀行 メンタルブレイク編 18&20
これは不幸のnoteです。読んでしまったひとは三人にこの記事を紹介してください。さらなる不幸が訪れるでしょう。銀河英雄伝説のパクリです。
自由な風に吹かれて変身、イグナイトファングマンV3。作戦目標は悪。かくとう、むし、フェアリーに弱い。
※なんか情緒不安定な仕上がりですので、メンタルに影響を受けやすい方はご注意ください。
やり直し編一覧
メンタルブレイク編の趣旨
感想はひとときの幻。無漏路への道行、しばし連れ合いを楽しもうぞ。
メンブレしたサクラクロニクルの姿を嗤って、ゴミ箱に投げ捨てよう。
※個人的に一日でも早く感想を書き直したい作品をピックアップして進むのが本旨です。全3回で完結する予定ですが、増えるかもしれません。
基本的に書くこと
メンタルブレイクした状態で以下を書きます。
感想
その作品のアホであるところとはなにか
どこがわざとらしいか
その他、作品の向こう側にいる作者の方に伝えたいことも書きます。
18『ドライ=もん(戯曲)』プリコグたん
読んだだけで空耳アワーの「アホでしょ、バカでしょ、ドラえもんでしょ」が想起されるとんでもない作品。キアヌが出てくるだけでおもしろい。その一方、戯曲なのでキアヌを出すのが大変だ。役者には高度なキアヌ感が求められる。
題名で既にドラえもんのパロディであり、開幕からイグBFCに言及する蛮勇を見せるとは、なかなかのイグ。著者本人らしき人物と謎の相方との会話もやばい。ノヴァタとドライ=もんのやり取りもアホ。作中で自作をバカと称して読者を冷静にさせるテクニックまで使う。ラストのツッコミで冒頭のやり取りも無価値化。イグのやり方をわかった上で完全に書き切っている。
なかなかどうしてこうまでアホにはなれない。本作のアホなところは「イグらしくある」というところにあり、こんなの書いたら読者が離れていくだろうに……と心配になるほど真摯なのが最高にアホ。伝わんないから!
本作のアホポイントは大好き。「題名で出オチ」「メタネタを入れることを恐れない」「勢いで突っ込んでくるパロディ」「キアヌなのに行動はターミネーター」「自分で自分の作品をバカって言っちゃう」などなど。人造イグじゃねえか! イグナイトファング! いい感じにアホでしょっていう風格さえ感じられるのが腹立たしくてよい。(怒ってないよ)
人の手と意志で作られたイグ作品としてはずば抜けた域に達している。オレがジャッジなら勝ち抜けでしたね。イグBFCにもジャッジ部門が必要だ。オレとイグおじと私でやろう。
メンブレを回復させるために見たマトリックス・レザレクションズが三時間弱あってヤバイと思ったが、内容もなかなかにヤバかったのでこの作品のことを思い出しました。マトリックスのネオのイメージは、レザレクションズを見てしまうとだいぶ変わってしまうでしょうね。いずれにせよ舞台で演じるとおもしろそうな気がします。私がノヴァタをやろう。キアヌ感は出せないので。
20『自称美しい人たち』星野☆明美
https://ncode.syosetu.com/n2309gv/
※この作品に対する感想は、私のメンタルブレイクぶりが相当はっきり出ているので、真剣に読むことはおすすめしません。
本作品は今年の最強格。「自分がアホであると思うもの」に対して、過去作をそのまま出してきているらしい。この作品は読んでると不安になる。だからこそメンタルブレイク編で取り上げることになりました。
作品的にアホなところは「醜い人々が自分だけ美しいと思ってやり取りしてる」という部分。アホです。
本作のイグポイントは「会話文が過剰に戯画化されている」「行頭空白警察に捕まる文体」「稚拙と言われそうな表現をあえて使っている」「でも丁寧に書かれてる」「作品自体からおもしろいだろうオーラが漂っている」です。
ガチなことを言っておきます。
私は本作に対して否定的な立場を取っています。
本作は作品を読みやすくしたり雰囲気を作るための工夫が足りていません。行頭に空白を置いたり、漢字を開いたり、などが即効性のある工夫に該当します。よって、基本的に「文章を書いてる人々が読者」となるイグBFCにはマッチしていない印象です。ですが、「不名誉しかない」と明記するイグBFCに対して本作を持ち込んで来たという部分に作者の方の気概を(一方的にですが)感じます。だからこそ私も真剣に本作を貶すという立場にあります。ちなみに、イグBFC4ラウンド1グループMで本作に投票した2.1%は私です。予選でも選出しています。
イグBFCとは一切関係ないですが、作者をよりしっかりと知るために他の作品を読みました。「宵の明星」という作品は心理描写と状況描写がよく連動していて、あの短さで得られる読書体験としては心地良いものがありました。活動報告も軽く読み、そこからたどって「雨降り惑星」という作品にも目を通しました。非常に短い作品ですが、憧憬と諦念の対比が明示的であり、それが情景描写と心理描写と綺麗に重なっています。小さな作品であるがゆえに、硝子玉の中に閉じ込められた小さな世界として美しい。そういう作品を私は好みます。
それに加えて作品を書き続ける継続力もある。作品の一覧を見てその数に驚きました。シンプルですが羨ましい点です。私は書き続ける力を追い求める立場にあるので。
次の作品と出会う場所がより真剣な戦場であることを願います。求められるものが違えばまったく違うビジョンを見せてくれることでしょう。ただ、これは私的な感情に過ぎません。これがあなたを追い込むというのであれば、あなたはこの文章を無視するべきです。書いた罪は私にあるのですから、批難することに負い目を感じる必要もありません。
それでも言っておきます。
また会いましょう。
今日はここまでにしておいてやる。
このオレは貴様らの感想や批判程度でやすやすと死んでやるほどお人好しではない! イグナイトファングマンV3を殺せるものなら殺してみろ! なお直近に転んで死ぬ予定があるのでわざわざ手を汚す必要はありません。
本稿は以上となります。
お読みいただきましてありがとうございました。
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