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ビール作りの技術を伝える会社を作ります

年の瀬の富良野からこんにちは。放浪ブルワー植竹です。

今年は本当に色々なことがあった怒涛の1年間となりました。

新型コロナウィルスが猛威を奮っていなければ、恐らく今でもまだカナダでビールを作っていたことでしょう。

ところが悪いことばかりでもなく、日本に帰ってきたが故に新しい目標を見つけることができました。それはタイトルの通り、ビール作りの技術を伝える会社を作るということです。

正確に言えば「会社を作る」こと自体は年明けすぐに実現します。すでに会社名も決まり、登記の準備も進めています。

もともと個人事業主として、品質改善のアドバイスや生産効率の改善、新規開業ブルワリーのサポートなどを行ってきましたが、いよいよ日本のブルワー不足は深刻だと感じるようになり、きちんと会社を立ち上げもう少し踏み込んだ仕事が出来るように環境を整えます。

「ブルワリーは出来上がったけど、ブルワーがいない」という深刻なケースも増えてきました。このままでは日本のクラフトビールはどうなってしまうのだろうと頭を悩ませることも度々。

単純に今まで通り自分でビールを作って・・・というアプローチだけでは限界を感じ始め、日本に帰ってきてからはむしろ様々なブルワリーに出向き、品質改善のアドバイスや立ち上げのお手伝い、立ち上げ後の技術相談などを積極的に行ってきました。

そして見えてきたこと。それはビール作りを教えるのには時間がかかるというシンプルなことでした。

これをクリアするためには、自分が出向くだけではなく、自分のブルワリーにビール作りを学びたい人を受け入れる体制を作らなければならないと強く思ったのです。

つまり、自分のブルワリーを立ち上げることが今の一番の目標になっています。そのためにも会社の設立は必須ということで、法人成りすることにしました。

私が出向いて技術を伝える

学びたい人を受け入れられる場を作る

この2つが会社を設立する大きな意義です。実はすでにそのための活動を始めています。

少しばかり今までとは違う形になってゆくと思いますが、美味しいビールを作るためにという思いは少しも変わりません。ただアプローチが変わってゆくだけです。近くいろいろな報告が出来ると思っています。

それでは皆様、良いお年を。