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【海外生活】アメリカの誕生日会事情、もちろん子供の笑顔はプライスレス。

アメリカでは子供の誕生日会は一大ビジネスとなっている。文化的に盛大にお祝いするのが普通なのだと思うのだが、違う文化を持ってよそから来た身としては加熱しすぎなのでは?と思う事も多い。可愛い可愛い我が子の大切な大切な日を盛大にお祝いしてあげたい・・・もちろん、その気持ちはわかる。ただ、その気持ちが霞んでしまうくらいに、大変なのだ。
まず、幼稚園から小学校低学年位の小さい子供の誕生日会の場合、クラスの子を全員呼ぶという暗黙の了解のようなものがある。だいたいクラスの人数が15人から20人くらいはいるので、けっこうな数である。
高学年になってくると、誕生日会をしない子も増えてくるし、本当に仲のよい数人で誕生日会をしたりとか、小規模な感じになってくる。
自分の家で誕生日会をする人もいるが、とにかくけっこうな数の子供を呼ぶ事になるので、家が大きくないと対応しきれないので、子供が喜びそうな施設を貸し切って誕生日会をする人が多い。アート教室を貸し切って、皆で工作したり、体操教室を貸し切って、皆でスポーツしたり・・・その他、ゲームセンターのような所を貸し切ったり、スケート場、動物園、遊園地、レストラン・・・とにかく色々な場所で誕生日会が行われている。誕生日会プランみたいなものをだいたいの場所は用意しているので、おそらく効率の良いビジネスなんだと思う。誕生日会の流れもだいたい決まっていて、まず皆で何かのアクティビティをして楽しむ(1時間~1時間半くらい)その後、ピザやケーキを食べる(30分~1時間くらい)そしてホスト側は来たゲストにお礼を言ってお返しのプレゼント(100均で買えそうなおもちゃとかお菓子の詰め合わせが多い)を渡して終了。まぁこんな感じだ。ちなみに、自分の家で行う場合でも、ゲームトラック(ミニゲームセンターのようになっているトラック)を呼んだり、遊園地にあるような巨大遊具を借りて庭に設置していたりとなかなかすごい。
可愛い可愛い我が子の大切な大切な誕生日会・・・1時間半~2時間半くらいで・・・計800ドルくらいか・・・。ニューヨーク州プライスなのかもしれないが、ふざけている。もちろんもっと費用をかけている人はたくさんいる。内訳としては、誕生日会を行う施設に払う費用が約500ドル~1000ドル(スタッフへのチップも別途必要)飲み物やケーキ代として約100ドル~、お返しプレゼント代として約150ドル~、そんな感じかなと思う。
もちろん、格差社会であるアメリカなので、こんなに費用をかけることができない人も多く、誕生日会をやらないという子供も多い。光と影はいつでも隣り合わせなのだ。
なんだかなぁと思いながらも、子供にあそこで誕生日会をやりたい!!と言われるとつい頑張ってしまうのが親の性である。ちなみに、頻繁に誕生日会に呼ばれるので、ご祝儀貧乏ならぬ、誕生日プレゼント貧乏(25ドル~50ドルくらい?)にも陥りやすい。このように、アメリカでは子供の誕生日会は一大ビジネスとなっているのだ。子供の笑顔はプライスレス、〇歳の誕生日は一生に一回・・・親って大変だよね。


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