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【アメリカ駐在】アメリカ現地中学に通う娘が感じる、学内ヒエラルキー。

アメリカの現地中学校に通う娘と話していたら「私って日本語補習校では陽キャだけど、現地校では陰キャなんだよね~」と言っていた。面白そうな話だったので、深掘りして聞いてみた。
最初に断っておくが、これはあくまで私の娘が感じている事である。第三者的な目線で公平に見ている訳ではなく、当然だが娘よりの意見になっているのは間違いない。アメリカ現地校に通う中学生の女子が思っている事という感じで読んでもらえるとありがたい。
娘曰く、日本語補習校では陽キャ、現地校では陰キャという意味は、日本語補習校ではクラスの誰とでも気楽に話せるし、明るい自分でいられる、現地校では仲良しの子とは話せるけれど、劣等感を感じたり、近くにいるだけで緊張してしまう子も多く、基本的にはおとなしくしているという事らしい。特に娘が苦手としているのは、ヒエラルキーの頂点に君臨している子達のようだ。女子のヒエラルキーのトップは白人でブロンドヘアの富裕層グループで、アジア人その他有色人種はヒエラルキーのトップに存在しないらしい。(白人の子が全員ヒエラルキーのトップグループにいるわけではない)その子達の中に優しい子もいるけれど、だいたいの子達は自分達の事は無視しているというか・・・例えば授業中などで必要な場合は話すけれど、休み時間に話したりとかは一切しないらしい。別に苛めてくるとかそういう事ではないのだが、見下されていて、自分達とは関係のない人、できれば関わりたくないという態度をとられているように感じているようだ。なので、そういう子には極力近づかないようにしているらしい。他の子も同じように感じているのかな?と聞いてみるとそのように感じている友達は多いと思うと言っていた。ヒエラルキートップのグループ以外の子達は皆それなりに仲良くしているようだ。

ふーむ、真実がどうであれ、なかなか大変そうだなと思った。しかし、中学生という多感な時期にこういう経験を出来ている事は将来の娘にとって大変重要な役割を果たすであろう。

ちなみに男子はどうなの?と聞いてみると、男子にもトップのグループというのは存在するけれど、女子程にはっきりと人種で分かれてはいないと思うと話していた。男子の場合は、白人で富裕層の子達がトップグループに多いけれど、有色人種も混じっていると娘は感じているようだ。男女の違いみたいなのがあるのかもしれない。

娘の話を聞いた後、どのように感想を伝えればいいか悩ましかったのだが・・・そのトップのグループの子達が本当はどう思っているのかは聞いてみないとわからないけれど、もしも自分がブロンドヘアの白人でお金持ちだからという理由で他の子を見下したりしているのであれば、これからの時代どこかでそういう人は受け入れられなくなると思うという事と、陰キャというのは悪い事ではないから気にしなくていいと話した。本当はそのグループにいるからといって、そういう人だと決めつけるのはよくないという点も強く言いたかったのだが、言いにくい事を話してくれた娘を責めているみたいになってしまうので辞めておいた。

息子はまた全然違う視点を持っているようなので、そういう話もまたnoteに書けたらなと思っている。


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