日本に定住したい外国人必見！交通違反に気をつけよう・在留外国人&外国人支援者向けニュースレター#93

日本で働き、結婚し、子供を産み育てていきたいと考えている外国人の皆さん、長く日本で暮らしていくために、安定した在留資格として永住権の取得や帰化することを検討する機会が今後、出てくると思います。

日本のことを愛し、これからも日本で暮らしていきたいと考えている外国人の方に気をつけてほしいことがあります。将来的に、より安定した在留資格として永住権の取得や帰化をして日本国籍を取得したいと思ったときに、意外に足を引っ張ってくるものがあります。

それが、交通違反です。

永住権の取得や帰化申請の際に、交通違反の有無が審査されます。過去5年間の交通違反の履歴が記載された運転記録証明書の提出が求められるのです。多くは車による違反で、駐車禁止違反、一時停止違反、携帯電話の使用など、軽微な違反であれば過去5年間で5回までなら問題ないとされる傾向にあります。

ただし、飲酒運転や無免許運転など、うっかりや不注意などでは済まされない、故意による違反については、たった1回であっても素行不良として取り扱われます。

運転記録証明書は最寄りの交番で請求用紙をもらって、必要事項を記入し郵便窓口で手数料を支払えば後日自宅に郵送されます。

ビザがなければ日本で暮らしていけない外国人の方たちは、税金や社会保険料の滞納をしない、犯罪をしないなど、日本のルールを守って誠実に暮らしている方たちばかりです。

交通違反という、誰にとっても起こりうる身近な出来事が、外国人の方にとっては将来を左右することになりかねません。

ついうっかりの違反はないように努めていきたいですね。

永住権の取得や帰化申請について、詳しく知りたい方はぜひご相談ください。