『わたしがあなたを選びました』
こんにちは。
今日は部屋で出産関連の書類を整理していて、
妊娠後期に産院からもらったある詩が出てきたので、
それをシェアしたいと思います。
その詩とは、『わたしがあなたを選びました』という本の一節です。
以下引用です。
おとうさん おかあさん
あなたたちのことを こう 呼ばせてください。
あなたたちが仲睦まじく結び合っている姿を見て
わたしは地上に降りる決心をしました。
きっと わたしの人生を豊かなものにしてくれると感じたからです。
汚れのない世界から地上に降りるのは勇気がいります。
地上での生活に不安をおぼえ 途中で引き返した友もいます。
拒絶されて泣く泣く帰ってきた友もいます。
あなたのあたたかいふところに抱かれ 今 わたしは幸せを感じています。
(中略)
おかあさん
あなたにまみえる日はまもなくです。
その日を思うとわたしは喜びに満たされます。
わたしと一緒にお産をしましょう。
わたしがあなたを励まします。
あなたの意志で廻ります。
あなたのイメージで降りていきます。
わたしはあなたをこよなく愛し、信頼しています。
(中略)
おとうさん おかあさん
いま わたしは思っています。
わたしの選びは正しかった と。
わたしがあなたたちを選びました。
これはわたしが妊娠9か月のころ、
産院が行ってくれた妊婦教室で助産師さんが最後に音読してくれたフレーズの一部です。
助産師さんが読み上げてくれるひとつひとつの言葉が、あまりにも心に刺さり思わずぽろぽろと涙を流してしまいました。
(後で調べたのですが、鮫島浩二さんという産婦人科医の先生が書かれたそうです。)
息子が無事に生まれた今、この詩を読み返してまた涙がでます。
本当に赤ちゃんができる、生まれるって奇跡だし、尊いものだな と。
コロナ禍で初めての妊娠・出産、常に不安が付きまとっていたけれど、
「わたしと一緒にお産をしましょう」
赤ちゃんはわたしを選んでくれて、応援してくれていたんだと思います。
まさに今妊娠中の人、子育て中のママ、みんなが選ばれた存在です。
そう考えると、当たり前だけど、一人ひとりみーんな尊い存在です。
引っ越しに向けた片づけをしながら、なんだか感傷に浸った瞬間でした。
今日はここまで。
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