見出し画像

【読書記録】タピオカ屋はどこへいったのか

タイトルにパッと目を惹かれて読んでみた本。

そういえば、一時期タピオカ屋さんだらけだった時期にあったお店は、マジでどこにいったんだろう?
という疑問が解決。


世のビジネス、経営についてとてもわかりやすく学べる本。
税理士さんが書いてるそう。有名なYoutuberみたいです。
タピオカ屋さんがどこにいったか、から始まり、一般的な経営、ビジネス、儲けの仕組みなどが初心者でも読みやすく書いていました。
ところどころ漫画あり

単純に読み物として、難しくなくて読めた。
スターバックス、コストコ、しまむらはTV CMがなくてSNSで集客しているとか、確かになーって。

で、自分の所属する医療業界って、圧倒的にこの視点足りないよなって思ったのが正直な感想。
(もちろん美容は除くけど)

病院を経営するようになると経営者目線が入ってくるだろうけど、正直、勤務医として働いてる分にはほとんど利益とか考えたこともないし、日常診療では保険診療だから儲けとか気にしようがない、というか。
(病床がどうの、手術件数がどうの、とか言われるけど正直まったく気にならない…。)

どれだけ患者さんを診察しても、どれだけ当直で急患対応しても、別に自分の給料上がるわけでもないし、かといって平和でも給料下がるわけでもない。
それならむしろ空いてて欲しいし当直も何も起こらないで欲しい、と思ってしまうのが当然ですよね。

人手不足の解消

人の数ではなく、スキルに重点を置く雇用にすると人手不足が解消しやすいという理論。

日本の雇用はメンバーシップ型、米国はジョブ型。

これも多くの企業はその通りなんだろう。
臨床研修制度、専門医制度とか、医局とかもまさにこれなんじゃないかな。
多くが、0を1にして1でフラットに働ける医者をつくる教育。
とりあえず、自分の所属する組織も1を10にするような感じではない。

餅は餅屋理論はやはり大切で、特に大学病院とかは何でもかんでも医師にやらせすぎだと思うので、本気で働き方改革ならタスクシフトは必須ですよね…。

まとめ

感想としては、面白かった!というものと、世の仕組みとして当たり前のことが書いてた、というものと、どちらもあり。

自分に今すぐ役立つ、というよりは世の仕組み、商売の根本みたいなところがわかる本なので、もうちょっと大きくなったら子どもにも読んでみてほしいかな。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?