「死」に対しての気持ちの変化
父が癌でこの世を去って、もう20年近く経つ。
その時、初めて火葬場に行った。
中へと入れられる父、その後の音、次に会った時の父の姿…
まだ若く、死への恐怖が今より強かった私は、
「人間は最後に焼かれてしまうのか」
とさらに死への、そして死後への恐怖が強くなったのを憶えている。
何故、「死」が怖かったのか。
子どもの頃から夜にみる夢は決まっていた。
場所や登場人物など、細かい点は毎回変わるが、必ず戦争だった。
飛行機等で攻撃され、一般市民として逃げまどう。
建物の中や