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三方よし

今日、初めて製造業の夫の作業場にお邪魔しました。ザ男の作業場で、片付いているようで片付いていなかったけど、それでもここからモノが生まれているんだって思ったらワクワクしました。

さて、日本には『三方よし』という言葉があります。近江商人の経営哲学を表している言葉で、『買い手よし、売り手よし、世間よし』と、買い手と売り手が満足するだけでなく、社会貢献できるモノこそが良い商売という考え方で、今、この言葉がストンと腑に落ちるんです。

最近、企画書を書く機会が増えまして。そうすると必然的に企画書を書くための社会的な背景や問題点、それに対する対策を調べないといけないわけで。調べている中で自分の知らない取り組みがたくさんあるんです。

たとえば、物流業界では、もっと女性トラックドライバーを活躍させるために女性トラックドライバーをトラガールと呼んで、物流業界の女性参画のハードルを低くしています。これ、国土交通省が全面的にバックアップしてるんです。

物流業界だけでなく、消防や建設業などの男性イメージの仕事に女性が参画する機会が増えているみたいで。消防だったかな、男性が苦手な部分を女性が補い、女性が苦手な部分を男性が補い合う、そんな社会が住民サービスを向上させると書かれていて、男だから、女だからって区別するんじゃなくて、個々が得意なことを認め合う世の中になりつつあるんだと感慨深くなりました。

私の仕事は、今の世の中の動き、それがたとえ小さな動きだったとしても、それを伝えること。それは、スポンサーからお金をいただく局が幸せになり、スポンサーも自社をアピールできて幸せになり、さらに社会貢献できる、いわゆる三方よしと自負している。

微力な私に何ができるのかまだ手探りだけど、私の小さな力が誰かの気づきや救いになっていると信じて、仕事しよ。

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