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たゆたうガラスに魅せられて

その器を知ったのは、5年ほど前。
好きなレストランで使われていたことから興味を持ち、お店にも足を運んだものの、結局購入には至らなかった。当時の自分にとっては、日常の延長線上にない、何か背伸びしないと使えない器であるような気がしたのだ。
それが最近になって、急に興味が再燃して少しずつ増やしている(そしてほぼ毎日使っている!)のが、Sghr(スガハラ)のガラス食器である。

天然素材から生まれるガラスは、温度等の条件によりその状態も変化し、完全にコントロールすることはできません。しかしだからこそ、驚くほどの美しさを時折見せてくれることがあります。私たちは、そんな“生きているガラス”の奥深い魅力や美しさ、そして可能性に魅了され続けています。

https://www.sugahara.com/story/

いまどきは均一に整ったガラス食器がリーズナブルに買えるけれど、スガハラのガラスは均一ではない、「ゆらぎ」が魅力。お店で欲しい器を選ぶと在庫をいくつか比較させてくれるのだが、かなり個体差がある。ガラスというのはひとつひとつ唯一無二の、刹那のアートなのだと気づかせてくれるメーカーである。
涼しげなガラス食器の出番が増えるこれからの季節、たくさん使いたい大好きな食器たちを紹介します!

フィズ

ゆるやかな形状と、中心部の泡に一目惚れ。フルーツやトマトを盛り付けると可愛い。
この器に限らずなのだが、スガハラのガラスは光に透かすと素敵さが際立つ。
(ので、できるだけ陽当たりが良いところを探して撮った)

フロッソ

ヨーグルト、寄せ豆腐、まぐろのヅケなど何にでも使える器。放射状のラインが美しい。

差異

シンプルな形で使いやすいのに、絶妙なアンバランスさがあって見飽きない器。
これはセカンドクオリティ品で、通常品に比べると目に見える内包物?が多いのだけど、それがまた味があって良い。

ボウル3つを並べてみました。うっとり。

ザ・ビアー

弟夫婦からプレゼントしてもらったもの。それまでスガハラのことを話したことはなかったので、すごくびっくりしたし嬉しかった。
こちらはCOEDOビールとのコラボ商品だそうで、口の部分が斜めになったデザインが特徴的。実はまだ勿体なくてあまり使えていないのだが、夏はこれでたくさんビールを飲みたい。

ディンプル

シンプルな形だけど、光を通すと影がさざ波のようになってものすごくきれい。
クリアとインディゴブルーのふたつ買った。どちらも良い…!最近、レモンサワーやハイボールを飲むときはこればかり使っている。

グラスも3つ並べてみた。水は入っていないのに水のゆらめきを感じる…。


ガラスの食器は、洗ったあと水滴が残らないように拭き上げなくてはいけない。
ズボラな私にとって面倒な作業のはずなのだが、スガハラの器を拭くのはなぜか少し楽しい。布巾を通して、それぞれの器が持つゆらぎ、微妙な曲線や凸凹が手に伝わってくるからだ。お風呂に入れたあとのペットをよしよしとタオルで拭いているような、そんな愛おしさがある。
収納を考えるとなかなかこれ以上は増やせないけれど、これからも少しずつ、この透明で愛おしい器たちが身の回りに増えていったらいいなと思っている。

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