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不惑まで5ヶ月、「子どもを持たない人生」を受け入れた

言葉足らずで読みにくい部分も多いと思いますが、ビールでも飲みながら気軽に読んでいただけたら嬉しいです。あとから有料記事にするかも。

(24.4.5. 追記)有料記事にさせていただきました

物心ついたときから、「私はお母さんになる」と思っていた。
弟や年下の従弟妹たちがいて、私がいちばん年上だったからかもしれない。自分より小さい子の面倒をみる機会が多かったし、それが好きでもあった。周りの大人たちに「赤ちゃんを抱っこするのが上手」と、よく褒められた。

小さい子たちはみんな「ゆいちゃん」と懐いてくれるけれど、一度何かがあって泣き出すと「ママー!ママー!!」になる。その瞬間が、いつも少しだけ悔しかった。
私ではなく、ママじゃなきゃダメなのだ。
多分あのころから、私は誰かのママになりたかった。代わりのきかない、ママという存在に。

干物女だった20代のころ、職場の人に「結婚願望はあるの?」と聞かれて
「結婚はどうでもいいけど、子どもは欲しい」
と答えたことを憶えている。
恋愛もろくにしていなかった当時の私にとっては結婚〜出産に至るまでのプロセスが途方もなく遠く面倒くさく、結婚をすっ飛ばして子どもが欲しい、と半ば本気で思っていた。
とはいえ現実的に子どもを持つには相手が必要なのだし、本当に子どもが欲しいという目標があるなら婚活でも何でもすれば良かったのでは、と思われるかもしれない。
まったくもってその通りだ。でもあのころは恋愛以外のことに興味が向きすぎていたし、何よりも私にとって子どもを持つことは「目標」ではなかった。目指さなくてもいつか訪れるだろう、という「未来」でしかなかったのだ。親がいつか死ぬ、と同じような曖昧さで、子どもはいつか生まれる、と思っていた。(あまりにも未熟な20代すぎて書いてて恥ずかしいが)

33歳でようやく結婚した。
結婚したらすぐに子どもができるだろうと思っていたし、もちろん欲しかった。
でも、できなかった。
おそらく元夫にも、そして私にも身体的要因はあったと思う。思う、というのは、病院には行ったものの元夫が妊活に協力的でなく、詳しい検査や治療には至らなかったからだ。

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