採用に関わる社員であれば必ず押さえておきたい、学生に刺さる話し方ベスト3|1位は意外な結果に!?
こんにちは。さくまです。
今日も私のnoteをご覧いただきありがとうございます。
6月から24卒のインターンシップ募集も本格的に始まり、企業さんによってはリクルーター社員の選定や対学生向けの動きも取られてきているのではないでしょうか。
今回のテーマは、採用に関わる方にぜひ知っておいていただきたい「学生に刺さる話し方」です。
学生が魅力を感じる社員は、話し方に特徴がある
当社では『インタツアー』という取り組みで、学生が日々さまざまな企業の採用担当者や現場社員の方にインタビューを行っています。
約1時間のインタツアー後には学生らに任意の参加者アンケートに答えてもらっているのですが、とりわけ「印象が良かった」という回答が多く集まる企業担当者にはある共通点があることがわかってきました。
採用規模や属する業界、またその方の年齢・性別等はまったく関係ありません。では、何が差になっているのでしょうか。
採用活動で実践すべき、学生に刺さる話し方ベスト3
では、さっそく気になるベスト3をみていきましょう。
どれもすぐ実践できるものですので、ぜひご自身が学生に話す場面を想定してチェックしてみてください。
第3位:序盤で自分の価値観や志向性にまつわる話をする
採用担当者やリクルーターの方は、学生の前で自己紹介をする機会が度々あると思います。
そこで、自分がこれまでやってきたこと=経歴よりも『何が好きで嫌いか』や『どういう考えを大事にしているか』というような価値観や志向性にまつわる話をしておくのがおすすめです。
一見自己紹介では必要なさそうに感じられるテーマかもしれませんが、初対面の学生にとっては早い段階で担当者との共通項を見出し、自分ごととして共感しやすくなるため、その後の話がより刺さりやすくなります。
第2位:結論から話す/キャッチーな言葉にする
これは学生の面接対策でもよく取り上げられますが、企業担当者側にも同じことが言える例です。
やはり相手に伝わるように話すには、結論から簡潔に。そして、印象に残りやすいキャッチーな言葉や数字を用意しておくのもポイントです。
大人だから話したいことをこんこんと話して良いわけではありません。たとえ相手が学生であっても、真剣に聞いてもらうための工夫をしている方はやはり盛り上げ方も上手いものです。
第1位:事実と解釈を分けて伝える
学生に刺さる話し方、堂々の第1位は「事実と解釈を分けて伝える」話し方です。話法やテクニックが首位と思っていた方にとっては意外な結果かもしれません。
どういうことかというと、自社について話す際(学生から質問された時も含めて)、実際の取り組みや様子がどうかという『事実』と、それをあなた自身がどう考えているかという『解釈』をそれぞれ伝えることがとても重要なのです。
具体例:事実と解釈を分けて話すとこうなる
たとえば、面談中に学生から「やっぱり残業はあるんですか…?」といった質問があったとします。その聞き方から、明らかに残業したくなさそうな雰囲気をあなたは感じます。
ですが、実際のところ残業はゼロではありません。
そんな時、あなたならどう答えますか?
事実と解釈を分けて伝える話し方だと、以下のような感じになります。
答え方の例:残業はあるよ(事実)。でもやらされているというより目標達成のためにどうしてもやりたいって感じ。
部活でレギュラーになりたいから居残り練習するのと一緒かもね(解釈)。
このように伝えると、学生は「なるほど」とポジティブに受け取りやすくなります。ポイントは、嘘をつかないこと=事実は事実として伝えること、その上であなたが向き合っている理由や解釈を学生にも伝えることです。
社風や価値観も「話し方の工夫」で伝えられる
質問してくる学生も決して企業の良い面ばかりを聞きたいわけではありません。一見ネガティブに思えることがあったとしても、社員たちがどのように向き合い乗り越えようとしているのかを見ようとしています。
ぜひこの伝え方を使って、大変だったことやネガティブなことも率直に伝えてみてください。あなたの解釈に社風や価値観が表れ、ひいては学生の惹きつけにもつながります。
採用に関わる社員として、学生に魅力を伝えられる話し方をしよう
もちろん、今回紹介したような話し方「だけ」で学生の志望度が決まるわけではありません。その他にもさまざまな要素が段階的に重なり、学生は第一志望の企業を絞り込んでいきます。
ただ、限られた採用業務時間のなかで一人ひとりの学生たちと向き合える時間は案外少ないもの。せっかく時間を作って何かを伝えるのであれば、よりこちらの意図が伝わる=学生に刺さる話し方をしたほうが互いにとってのプラスになることは言うまでもありません。
今回の内容について、採用メイン担当の方々はもちろん、ぜひリクルーター社員や面接担当社員の皆さまとも共有ください。
貴社の理想の採用が実現できることを、心から応援しています。
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