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Z世代の変化とは?|新卒採用で必要な対策にまで迫ります

新入社員や23卒・24卒に関する採用活動の実態

こんにちは。さくまです。
本日も記事をご覧いただき、ありがとうございます。

世の中の多くの企業さんでは、4月新たに入社する社員を迎えられ、研修〜本配属に向けて進められていることかと思います。

この春新卒で入社した世代は「22卒」ですが、昨今耳にすることも増えたいわゆる「Z世代」に当たります。
今回の記事では、Z世代の特徴から今後の採用で工夫すべきことにまで言及していきます。

Z世代はソーシャルネイティブ

まずは「Z世代」がどの年代を指すかについて認識しておきましょう。

実はZ世代の定義は明確に決められているわけではありませんが、一般にZ世代とは、1996年~2015年までに生まれてきた世代を指す言葉で、アメリカ合衆国で生まれた概念です。

Z世代の一つ前の世代としてあげられるのがY世代やミレニアル世代とよばれる世代です。ミレニアル世代とは1980年~1995年生まれまでを指し、「デジタルネイティブ」世代とも言われています。一方でZ世代は「ソーシャル・ネイティブ」といった呼ばれ方をします。

出典:Keywordmap ACADEMY

要するに、2022年現在だと10代前半〜25歳くらいまでの若者のことです。
今年入社したばかりの22卒はもちろん、これから採用になる23卒・24卒以降も同じくZ世代になります。

この世代の大きな特徴として、生まれたときからスマートフォンなどのデジタルデバイスが普及していたことはもちろん、SNS=ソーシャルメディアにも幼少期から親しんでいることが挙げられます。

このことから、企業の採用活動においてもこれまで以上にソーシャルメディアでの発信を重視していくことが求められています。

リアルタイム検索で培われた"視野の広さ"

また、Z世代にはそれまでの世代と比較して、小さい頃から自分で膨大な情報から検索し、多様なコミュニティを選んできたという背景があります。
同時に、学校教育の中でもダイバーシティやジェンダーレス・LGBTQに触れる機会が増え、知識・考え方・感覚が身に付いています。

我々(Y世代より上)の年代よりさらに「個性を尊重し、多様性を認める」という考えを持つ人が多く、SDGsや社会問題にも関心が高いのが特徴です。

採用広報では社風の伝え方に注意

企業側で採用広報をする際、社風を紹介する一環として飲み会や社内イベントを取り上げることもあると思いますが、実施する理由や背景を含めてしっかり伝えないと、強制する会社とみられてしまうので注意が必要です。

というのも、Z世代は先述の通り多様な価値観や個性が当たり前という環境で育ってきています。
単に「飲み会が好き/嫌い」ということでなく、個々人の持つ個性や価値観を会社側も大事にする気があるのかをいうところを学生は見ています。

キャリアにおいても「自分らしさ」を重視する傾向

さらに上記のことから、社風についても「バリバリキャリアアップできる」ことだけを打ち出すより「自分らしい働き方ができる・ワークライフバランスが保てる」うえで「成長できる」といった打ち出しの方がZ世代には刺さるようになっています。

仕事・キャリアの面においては、ワークライフバランス・安定・成長を重視すると言われています。

出典:せとうちWORK&LIFE

もちろん個人差も大きいため世代で容易に一括にはできませんが、傾向として、Z世代の学生は就職活動の軸でも自分自身にとっての働きやすさや環境面・また社風が合うかを重視しやすいということは把握しておきましょう。

情報の見せ方と届け方を工夫しよう

もちろん組織強化・結束のために実施される社内イベントは重要でしょうし、いまある社風を無理に隠したり事実を捻じ曲げて伝える必要はないと思います。
就職を控える学生に対しても、社内にしっかりと多様性を認める価値観があることをメインに、意図があって飲み会やイベントを開催していることを発信してみてください。

そして当然ですが、採用時の広報のみならず新卒が入社して以降の伝え方・接し方においても同様のことが言えます。
上司・部下、互いが認識の相違なく、前向きに参加できる形態を工夫していきましょう。

採用広報における発信ツールはZ世代向けだとSNSが身近で有効です。
こちらが思っている以上の信用度があるTwitterやInstagram等のメディアで、自社の思いをPRしていく手法は今後の採用活動において必須と言えます。

新たな手法へのチャレンジが企業側に求められている

近年では、新卒採用にSNSを活用する企業も増えてきました。
が、「SNS採用なんてうちにはまだ早い」「自社でSNS運用もしたいが、どこから取り組むのが自社にとってベストなのかわからない」といったお声が多いのもまた事実です。

変化の多い採用市場において「これをやれば万事正解」というものはありませんが、当社でも各企業さんの状況や狙いに合わせたSNS活用や採用広報のご提案は随時可能です。
「今までやってこなかったから」という食わず嫌いではなく、今のZ世代に合わせた柔軟な採用を模索していきましょう。

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