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DeepLabCut multi-animal support 4

 本記事は、DeepLabCut multi-animal support 3の続きです。

Step 3. Label frames

 前のステップで抽出したフレームにラベルをしていきます。Label framesのタブを選択して「Load Frames」をクリックします(下図)。

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 するとLabeling ToolBoxのウインドウが立ち上がります(下図)。左下の「Load frames」をクリックします。

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 前のステップで抽出したフレームが1つのフォルダに集められています。フォルダの場所は以下のようになります。

C:\Users\(YourUserName)\(Name of the Project) - (Name of the experimenter) - (Date)\labeled-data\m3v1mp4

そのフォルダを選択して「Select Folder」をクリックします。

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 すると、Labeling ToolBoxに抽出されたフレームがLoadされます(下図)。

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 ラベルをしていきましょう。Manage Projectのステップで.yamlフィアルを編集した場合、GUIの右側の「Select an individual」のところにindividual1, individual2の文字が、「Select a bodypart to lablel」のところにbodypart1, bodypart2, bodypart3の文字が現れているはずです。individual1, bodypart1を選択して、画像のマウスの鼻のところを右クリックするとその場所がマーキングされます。画像が小さい場合は、ウインドウ下のZoomボタンを押してマウスを囲えば、マウスが拡大されます(下図)。

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 Zoomを解除したいときは、Homeボタンを押せば元の倍率に戻ります。

 マーカーが大きい場合は、「Adjust marker size」をチェックして、スライダーを動かすことでマーカーの大きさを調節することができます(下図)。マークの場所をずらしたい場合は、マーカーを左クリックでドラッグして移動させます。

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 他の部位(bodypart2, bodypart3)も同じ要領でマーキングしていきましょう。今回はindividual1については、bodypart1は鼻、bodypart2を左耳、bodypart3を右耳とします。この画像ではマウスが1匹しかいませんので、individual2については、同じマウスの尻尾の根元(bodypart1)、尻尾の中央部(bodypart2)、尻尾の先(bodypart3)とします。部位が写っていない場合はマークしなくて構いません。すべての部位が終わったら「Next」ボタンで次のフレームに移動し、同じようにマーキングします。これを抽出したすべてのフレーム(今回は20枚)でおこないます。ラベリングはディープラーニングの最も重要なプロセスです。きちんと正確にマーキングしていきましょう。不正確なラベリングは推定の精度を著しく低下させます。

 すべてが完了したら「Save」ボタンをクリックします(下図)。labeled-dataフォルダにHDFファイルとCSVファイルが作成されます。HDFファイルとCSVファイルが作成されたかを確認しましょう。

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 「Quit」ボタンをクリックして終了します。「Do you want to label another data set?」のメッセージが表示されますが、Noを選択します。これで「Label frames」のステップは終了です。


DeepLabCut multi-animal support 5に続きます。


参考文献・サイト


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