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『ap bank fes 2021 ONLINE in KURKKU FIELDSレポ』後編

前回の記事の続き、後編です。
更に引き続き、10月3日に千葉県のKURKKU FIELDSで開催された『ap bank fes 2021 ONLINE』のアーカイブ特別版のレポを書いていきます。


嵐が去った後のような、宮本浩次のインパクトの余韻が残る中、小林さんが喋り始める。


小林「いやー、宮本くん凄かった。。えー、次の方をお呼びしたいと思いますけど、個人的な僕個人の思いなんですけど、ap bankをやっていて、何か次の彼女はap bankと凄い根っ子の部分で繋がっているアーティストだと、勝手に感じております。」

小林「とにかく、その圧倒的な歌唱力を聴いてると、自分も含めて何か透明になるって言うか、浮遊していくような感覚になるんですね。」

小林「僕、ややこしい事言うのクセなんで、ややこしい事言いますけど、それが何かと考えた時にね。何か彼女の体が鳴ってるって気がするんですよ。凄い声量が、つまり響いていて、その響きがどこまでが彼女の響きで、その響きが届いてるこちら側の、境界と言うか境目みたいなものが曖昧になっていくと言うか、聴いてる間に解らなくなるんじゃないか?だから境界線が消えて、透明になるんじゃないかって・・・まぁ僕の妄想ですけどね(笑)。」

うん、とてもややこしい!😅
でも、小林さん流に次のアーティストへの最大級のリスペクトを表現したんだと思った😊

小林「環境や循環を1つのテーマにしてるKURKKU FIELDS。ここに彼女をお招きできて、本当に嬉しいし、光栄に思います。紹介します。MISIA‼︎」

淡いブルーの衣装で登場したMISIAが、Bank Bandの待つステージに上がる。
始まったのは、2020年大晦日のあの大舞台でトリを務めたあの楽曲!

21.アイノカタチ(MISIA with Bank Band)

歌い出しからもう、とんでもない歌唱力。間違いなく日本一だと思う。
後半曲が盛り上がって行くと共に、どこまでも伸びていくMISIAの歌声が全てを浄化していくような、そんな感覚になった。

『ずっと ずっと大好きだよ あなたが心の中で 広がってくたび 愛が溢れ 涙こぼれるんだ 星の数ほどの中 ただ一人のあなたが 心にいるんだ あのね あのね ずっと大好きだよ』



MISIA「ありがとうございます。えー、皆さんこんばんは!こんにちは!MISIAです!」

配信ライブという事で、海外で観ている人や、アーカイブで違う時間帯に観ている人。
いろんな人への気遣い溢れる、MISIAらしい挨拶だと思った😊

MISIA「えー、、ap bank fes!アーティスト・パワー・バンク・フェスティバル。ホント、まさに音楽とアートとミュージシャンの力が集まって、メッセージを伝えて、みんなで幸せを願って、そしてこの世界をより良くしていこうという、そういう活動をしてらっしゃる、このフェスにですね。私が初めて参加させていただいたのが、東日本大震災から5年が経った2016年。宮城県の石巻港に特設ステージを建てて、そこでフェスを開催された時に、初めて参加いたしました。」

MISIA「あの時は私たちも想像もしていなかったんですけど、2016年の4月に熊本地震が起こって、ap bankさんではいち早く支援をなさって。で、同じ年の10月に熊本支援ライブを阿蘇でやられて、それにも参加させていただいたんですけど。」

MISIA「あれから5年、東日本大震災から10年。今年ね、奇しくも・・・もう悲しみは要らない、もう悲しみは要らないのに!また今ね、新型コロナウイルス感染症というね。今まで、かつて経験した事のない困難と、私たちは今闘っておりますけど。」

MISIA「でも、あの・・・震災の時にもう言葉にできないくらい大きな大きな悲しみの中でも、人と人とが思い合って、助け合って、そういう中から生きる力を取り戻してきた被災地の皆さんの姿を見て、私たちはその姿から、″困難な時にどうすればこの困難に立ち向かう事が出来るのか″っていうのを教えてもらったんだって、私は思っています。」

MISIA「もう今日は、ずーっと観させていただいて、アーティストの皆さんの想いがダイレクトに伝わってくるので。本当にもうジャンルを越えて、全てを越えて、″歌を歌いたい!音楽を届けたい!″っていうのは、もう″みんなで、この状況を乗り越えたい!力を合わせて生きていきたい!生きてるんだよ一緒に!“っていうミュージシャンの思いそのものっていう気がしています。」

MISIA「えー、ホントこのフェスに参加させていただいて、とても嬉しいですし、私の思いも一緒に届けさせていただけたらと思っています。」

このMCを聴きながら、MISIAってこんなに熱い情熱を持ったアーティストだったんだと、少し驚いていました。
今まで何となく孤高なイメージで勝手に見てたんだけど、何か凄く身近に感じられて、その熱い思いに胸が熱くなった。

MISIA「次に歌います曲は、このコロナ禍にさだまさしさんに作っていただいた歌で、まさに私たちミュージシャンにとって、音楽とは、歌を歌う事とはどういう事なのか?という事を表現してくださった曲で。」

MISIA「そして、もうミュージシャンとか関係なくね。私たちが音楽から貰う力そのものを歌にしてくださったなと、本当に思います。その歌を、心を込めてお届けします。『歌を歌おう』。」


22.歌を歌おう(MISIA with Bank Band)

日本テレビ『24時間テレビ 愛は地球を救う』から生まれた奇跡のコラボ曲。

MISIA「♪ 涙はこれで終わりにしよう 未来を信じて生きよう ほんとうのさいわいを みつける旅に出よう♪」

とてもシンプルな、個人的な小さな世界の歌なのに、MISIAが歌うと、見えない壁のようなモノが全て吹き飛んでしまい、とてつもなく壮大な歌を聴いているような感覚になる。
配信で聴いてるというのに、ただただ圧倒されてしまった。

『歌を歌おう悲しいときこそ 歌を歌おう寂しいときこそ 歌を歌おう生命かけて あなたに届くように』



最後の、″どこまで行くんだ!“と思うような歌声を聴きながら、本当にこの人の歌声なら世界中を幸せにできるような、そんな気がした。素晴らしかった✨

ステージから去って行くMISIAの背中に「ありがとう!MISIA‼︎」と声を掛ける小林さん。


全てがMISIA色に染められたこの空間で、この後に歌える人など、日本中、いや世界中探しても、もしかしたらこの人しか居ないかも知れない。
再びBank Bandの正規ボーカリスト櫻井和寿がステージに降臨!
今度は、夜になって涼しくなったステージにピッタリの秋っぽいパーカーを着ての登場だ。

始まったのは、カヴァー曲としては『糸』と並ぶBank Bandの代表曲と言ってもいい、この曲だった。


23.若者のすべて(Bank Band:フジファブリックのカヴァー)

櫻井さんがカヴァーしてからというもの、本当に数多くのアーティストがこの曲を歌ってきた。
それを、決して好意的には受け止められないフジファブリックの、志村正彦くんのファンの方が居る事も知ってる。

でも、櫻井さんが歌うことによって、多くのアーティストやリスナーの目に、耳に留まり、どんどんその輪が大きくなって、日本を代表する名曲の1つと評価されてきた現状を、きっと志村くんは面白がっているんじゃないかと思うし、そうであってくれたら嬉しい。

この日も、配信を観てる日本中、世界中の人たちが一緒に口ずさみながら聴いていたに違いない。

『最後の花火に今年もなったな 何年経っても思い出してしまうな ないかな ないよな なんてね 思ってた まいったな まいったな 話すことに迷うな 最後の最後の花火が終わったら 僕らは変わるかな 同じ空を見上げているよ』


櫻井「どうもありがとうございます!スタッフの皆さん!(今日)仕事をしている人も、仕事をしてない人も、本当にありがとうございます!この時間をいただいて、日曜の何にもない、退屈なただのオッさんが、みんなの前で歌えるという、この上ない喜びを、充実を与えていただいて、本当に感謝しています。ありがとうございます‼︎」

櫻井さん、自分の事「退屈なただのオッさん」って😅
後ろで小倉博和さんも笑っちゃってんじゃん🤣

櫻井「ap bank fes、もう長い事やってますけれども、環境問題とか、震災復興、いろんな事を目指して。でも!ずっと、やっている事は変わらず、自分以外の誰かの事を思って、集ったり演奏したり、そんな事をずっとやってる気がします。」

櫻井「今日も、そんな気持ちでね、やって来ようと思ったんだけど、いざ1曲目始まったら″あぁ、誰よりも歌上手く思われたい″とか、そんな事をね、思ってしまいます。何て罪深い!何て罪深い!w」

櫻井さん今日めっちゃ面白いんですけど、どうしたんですか🤣
とにかく気分上々なのは間違いない!笑

櫻井「ですが、今から歌うこの曲は、サブタイトルに″Bank Bandのテーマ“って付いてます。これ、まさにBank Bandで演奏する意味、歌う意味、みんなで集う意味が描かれてる。そんな曲です。Bank Band元気ですか⁉︎」

演奏で応えるBank Bandの面々。
いや、ホントこのおじさん達(失礼)、いちいちカッコいい!

櫻井「まだやりますよ!行くよ‼︎『奏逢』‼︎」  


24.奏逢〜Bank Bandのテーマ〜(Bank Band)

この曲は、もう理屈抜きにただただ楽しい!
画面の前で今年No. 1の笑顔で大きく手拍子してたのは俺です\(^o^)/

櫻井「♪ 楽しそうに弾いてる″オグちゃん″のニュアンスに耳を傾けるよ♪」

実際に小倉さんに至近距離まで近づき、耳を傾ける櫻井さん。
小倉さんも、ホント楽しそうに弾いてる!✨

間奏では、もうテンション上がりまくりの櫻井さんが観客役のスタッフさんに向けて叫ぶ。

櫻井「ちょっと立つかい⁉︎立つかい⁉︎」

スタッフさんたちは勿論ですが、配信を観ているap bank fesを愛する音楽ファンも、みんな立ち上がったに違いない✨✨

櫻井「♪ ねぇ 聞こえてるかなぁ?ねぇ ″届いてるかい⁉︎″ 一緒に歌ってみてよ♪」

″届いてるかい⁉︎″と歌詞を替えて叫んだ櫻井さんの表情が、もうキラッキラ✨の笑顔で。。
もう!もちろん届いてますよ!最高です‼︎

『君の描く『幸せ』ってどんなもの? 僕とは少し違っているようだけど 時々こうして同じ歌を うたって歩いてく この時間僕らは幸せ』


最後のラララは大合唱の代わりに、櫻井さんが「みんな手拍子で!」と手拍子を要求し、途中からはブンブン手を横に振りワイパーを要求。

もちろん″観客役″のスタッフさんたちが居るには居るんだけど、まるで何千人の大観衆を相手にしてるような櫻井さんの全力のパフォーマンスに感動!
自宅に居るはずなのに、いつの間にかKURKKU FIELDSに居るかのような感覚になった。
多幸感が凄すぎる✨

櫻井「どうもありがとうー‼︎」


厳かな小林さんのキーボードの音が鳴り響き、再びSalyuがステージに登場。
始まったのは、、、

25.MESSAGE-メッセージ-(Bank Band with Salyu)

ap bank fesの象徴的な楽曲が『to U』なら、そこから派生したReborn-Art Festivalを彩る楽曲の中で最も印象的なのが、この曲だと言っていいのでは無いだろうか。

Bank Bandのオリジナル曲で唯一、小林さんと櫻井さん以外の血が入った(作詞は櫻井さん&いしわたり淳治さん、作曲は小林さん&蔦谷好位置さん)楽曲。

誓いを立てたり願いを込めたりする事に意味が無いはずはない。
でも、現実は容赦なく願いを、夢を、日常を蝕み、壊してしまう。

それでも、例え無意味な事のように見えたとしても、いつか何かが変わると信じて。
それが、他人にとっては取るに足らないような小さな夢であっても、世界平和のような大きな願いであっても。

そんな事を、この曲を歌う櫻井さんとSalyuの歌声を聴くたびに思うんだ。
この日も、2人の想いが込められた言霊のような歌に、ただただ聴き入ってしまった。

『自分と違う誰かの生き方とハモれずに 心がささくれ立つ日は この世界に生まれた意味を ぼんやり考えたりもする もしかして性別とか人種とかの「違い」は 思いがけない可能性と 想像を超えた大きな意義を そこに忍ばせたメッセージかも』



櫻井「『MESSAGE』を聴いていただきました。Salyu‼︎(とステージから去るSalyuを称える)」

櫻井「そして、続いての曲。この方と一緒に・・・もう待ちに待ってる方がいっぱい居ると思いますけど、一緒に演ります。宮本浩次さん!」

再びステージに宮本浩次見参!
それにしてもミスチル 櫻井和寿とエレカシ 宮本浩次のツーショットは画が強いな。。笑

宮本「ありがとう!櫻井和寿‼︎イェーーイ‼︎」

櫻井「(満面の笑みで)あざーっす‼︎」

宮本「本当に素晴らしいフェスで、久々にこういった場所に呼んでもらえて、何か凄いワクワクして・・・素晴らしいフェスですね‼︎」

櫻井「ありがとうございます。」

宮本「よろしくお願いします!」

ペコペコ頭を下げ合う日本を代表するスーパーボーカリスト2人笑

そして始まった、2021年の日本音楽界に生まれた奇跡のコラボ曲。

26.東京協奏曲(宮本浩次×桜井和寿with Bank Band)


誰と一緒にどの曲を歌っても、やりたい放題動きたい放題の宮本さんが、この曲の時だけは本当にストレートに歌だけで勝負してくる。
それが、何度観ても余計グッとくる。

政府からイベント自粛要請が出て以来、辛いこと厳しいことが多すぎた、この1年半の東京。
そんな東京を歌う東京産まれ東京育ちの2人の熱く優しい歌声は、まるで全てを優しく包み込むかのようだった。
素晴らしかった。。

『夢が叶えられない人も 戻ろうとして戻れない人も 君や彼女の夢のかけらも 連れて明日を作ろう この街で』


最後に櫻井さんと宮本さんがガッチリ肩を組みポーズ!で締め。カッコいい‼︎

櫻井「宮本くん‼︎」

宮本「櫻井和寿だー!エブリバディ‼︎」

お互いを讃え合い、宮本さんはステージから去っていった。

一瞬の静寂の後始まったのは、あの名曲。


27.Reborn(Bank Band :Syrup 16gのカヴァー)


櫻井「♪ 昨日より今日が素晴らしい日なんて わかってる そんな事 当り前の事さ♪」

五十嵐さんの歌うオリジナルも、櫻井さんが歌う時も、このフレーズの寂しく暗いメロディーに心臓をギュッと掴まれたような感覚になり、胸がざわつく。
″昨日より今日が素晴らしい″って曲や文章は巷に溢れてるけど、現実はそうじゃない事の方が圧倒的に多い。
歌詞へのアンチテーゼをメロディーと歌唱で表現するという、ホントに凄い曲だと思ってる。

ラスサビの、どんどん高音になっていく時の櫻井さんの迫力に、ただただ目を、耳を奪われ、身動き一つできなくなった。

『つじつま合わせるだけで精一杯の 不細工な毎日を 僕らは生きていくのさ』



画面にメラメラと燃える炎が映り、まるで地の底から湧き上がるような″えーんやこーら!まーだだーよー!えーんやこーら!まーだいーくよー!″の歌声。
これは、、間違いなくあの曲‼︎

28.for give(Bank Band with MISIA)

MISIA再登場!
観る度に思うけど、櫻井さんとMISIAが並び立ち歌い始めると、『ドラゴンボール』で孫悟空とピッコロが地球を守るために手を組んだ時のような、ものすごい存在感と安心感が有る。

櫻井&MISIA「♪ 金網を越えて何処までも飛んでけ♪」

櫻井「♪あの日♪」

MISIA「♪あの日♪」

櫻井「♪消えた♪」

MISIA「♪消えた♪」

櫻井&MISIA「♪未来予想図をーーーーーー‼︎♪」

2人の声の伸びの凄さ!
そしてこの時の、MISIAを見つめる櫻井さんの笑顔が、とても印象的だった。
″この人スゲェな″って思ってんのかな😂

『声よ響け 次の僕らへと 歌よ響け 次の未来へと 涙を連れて飛んでけ 次の僕らへと』


音楽の日で初披露してから、歌う度に圧倒的になっていく。
どこまで行くんだよ、この2人は・・・。


アウトロで櫻井さんが「MISIAーーー‼︎」と叫ぶと、MISIAも「櫻井和寿!ap bank‼︎」と呼応する。

ホント至福の時間帯✨

櫻井「MISIAー‼︎」

MISIA「ありがとうございました‼︎」

去っていくMISIAの背中を優しい笑顔で見つめていた櫻井さんが、再びマイクを握る。

櫻井「(スタッフの)皆さんありがとうございます!配信をご覧の皆さんも本当にありがとうございます!あの晴天の中から始まった、このap bank fes 2021。いよいよラストの1曲です。」

櫻井「本来ならこのフェス、例年なら『よく来たね』という曲から始まって、次の曲を出演者の皆さんと、最後に一緒に歌うのが恒例になっていますけど、今回はあえて、こんな時なんで、原点に帰ってオリジナルで演らしてもらいたいと思います。小林さん、何か有りますか?」

小林「ウフフ(笑)ありがとうございます(笑)。」

急に振られて?思わず笑っちゃう小林さん😅
カッコ良く締める場面ですよ!笑

小林「笑うとこじゃ無かったよね(苦笑)。いや、この(今から演る)『to U』は2005年なんですよね、発売されたの。当時、ap bankのコンセプトソングと、スタッフと共に名乗りました。でも、今一つ何がコンセプトなのかって、イマイチ解ってなかった所も正直有ったように思うんです。」

小林「でも、さっき櫻井くんも言ってたけど、“自分以外の誰かのため、何かのため″に活動を始めたap bankなんですけど、(『to U』という曲が)長い時間を旅して、自分たちにこんなにも豊かな思いを届けてくれる事に、そんな曲になるとはホント思ってなくて。いや、ホント大変ありがたい事だと思っています。」

小林「えー、まだまだコロナの脅威は続くのかも知れませんし、それが終わっても辛い事、悲しい事も、また起こるんでしょうけど、その時にこの曲がまた寄り添って、いろんな想いと共に旅を続けていける事を願って。最後に改めて言います。この曲『to U』をお届けしたいと思います。」


29.to U(Bank Band with Salyu)


Salyu「♪ 池の水が鏡みたいに空の蒼の色を真似てる 公園に住む水鳥がそれに命を与える 光と影と表と裏 矛盾も無く寄り添ってるよ 私達がこんな風であれたら・・・♪」

仄かな灯りだけの、暗い中に響き渡るSalyuの歌声が、本当に天から優しく降り注ぐ光のように思えた。

東日本大震災、熊本地震、その他にも様々な自然災害や災いに寄り添ってきた楽曲でもある一方で、小さな小さな僕たちの上手くいかない日常や、その中で生まれる絶望感や失望感、消えて無くなってしまいたくなる瞬間。
そんな一つ一つに、そっと手を差し伸べてくれる、そんな曲。

50年後も100年後も世に残って、みんなに光を降らせてあげてほしい、いやきっと、そうなるであろう名曲中の名曲。

『to U』が生まれた時代に生きられて良かった。

ラスサビで、観ているスタッフさんたちが腕を横振りして、最高の歌に、演奏に、パフォーマンスに応える。
きっと、配信で観ている全ての人の心は1つだったに違いない。

『雨の匂いも 風の匂いも あの頃とは違ってるけど この胸に住むあなたは 今でも教えてくれる 悲しい昨日が涙の向こうで いつか微笑みに変わったら 人を好きに もっと好きになれるから 頑張らなくてもいいよ 今を好きに もっと好きになれるから あわてなくてもいいよ』


アウトロが流れる中櫻井さんが「どうもありがとうございました!・・・Salyuーー‼︎」と叫ぶ。

笑顔で一礼してから、ステージを去るSalyu。

ステージにはBank Bandだけが残り、メンバーみんな″やり切った″充実感を感じる笑顔だ✨

櫻井「どうもありがとうございましたーー‼︎スタッフの皆さん、本当にどうもありがとうございました!配信をご覧の皆さんも本当ありがとうー‼︎」

いや、もうホントにこちらこそありがとうございます‼︎😂

櫻井「改めて、このBank Bandと共に一緒に歌ってくれたMiletさん!ありがとうございます!そしてSalyu!ありがとう!KANさん、ありがとうございました‼︎宮本浩次さん、ありがとうございました‼︎MISIA!ありがとう‼︎」

櫻井「ではBank Band!ベース!亀田誠治‼︎ドラム!河村カースケ智康‼︎ヴァイオリン!沖祥子‼︎コーラス!Kayoさん‼︎同じくコーラス!ODYーー‼︎ギター!小倉浩和‼︎ボーカル櫻井和寿でした!」

櫻井「そして最後、キーボード!小林武史‼︎どうもありがとうございました‼︎」

最後は、SEの『こだまことだま』が流れる中、みんな最高の笑顔でカーテンコール‼︎


小林さん!櫻井さん!そしてBank Band亀田さん!小倉さん!カースケさん!沖さん!kayoさん!ODYさん!無観客配信ライブにも関わらず、最高のライブをありがとうございました‼︎
何度も何度も涙が零れそうになる感動的なライブでした!

Miletさん!Salyu!KANさん!田原さん!ナカケーさん!JEN!Sunnyさん!宮本さん!MISIAさん!
最高のパフォーマンスをありがとうございました!最高でした‼︎

スタッフの皆さんもありがとうございました!
皆さんのおかげで、配信にも関わらず、俺たちが体験したのは紛れもなく『ap bank fes』になりました!

そしてそして、長々と書いてきたこの3部作のレポを最後まで読んでいただけた、そこの貴方。
そんな貴方にも、本当にありがとうございます😊

I LOVE ROCK!
I LOVE POP!
I LOVE FUNK!
I LOVE MUSIC!

来年は、観客の笑顔で溢れる、そんなap bank fesになりますように✨

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