オレンジカフェなかごみむら特別版「認知症サポーター」
7/8、中込の七夕祭りが開催されました。
当日は雨にもかかわらず、楽しみにしていたたくさんの人でにぎわい、4年ぶりに子ども達の笑顔や家族連れ、3世代連れなど、地域の方のお顔を久しぶりに見る事ができました。
そんな中、地域の交流場所として運営されている地域コミュニティ「ケイジンほっとてらす」では、オレンジカフェなかごみむら開催として「認知症サポーター養成講座」を実施させていただきました。
認知症の症状のある方も増えていく中、地域や職場などでも認知症とともに歩む姿勢が問われています。
認知症サポーターとは、認知症と生きる社会の実現に向けた大きな柱とされる取り組みで、認知症に関する正しい知識と理解をもち、地域や職域で、認知症の人や家族に対してできる範囲で手助けをする人のことです。
特別な職業や資格ではなく、サポーターは、自分の日常生活の中で認知症への理解と支援の心をもって行動するだけです。しかしながら、周囲の人が理解をもって接することは、認知症支援としてとても重要な事です。
介護関係者や高齢者関係の企業、団体、公的機関のみならず、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、銀行、交通機関などのさまざまな職場や、小・中学校や大学でも認知症サポーター養成講座が行われ、幅広い年代に広がりをみせています。
人が生きていくうえで関わる全ての場所に認知症サポーターがいることが必要とされるのです。
「認知症の人」にやさしい地域というのは、それだけに限定された効果だけではありません。
文字だけの難しい表示がイラストつきの表示になれば、日本語が読めない外国の方も助かり、見守りのある町づくりは、子どもなどへの犯罪減少にも効果が繋がり、悪徳商法への対策は認知症ではないご高齢の方にも必要です。
認知症の人が抱える課題は、他の人も困っていることへの解決にも繋がっていきます。認知症に対してやさしい地域は、他のいろいろな人にとっても、やさしい地域となれるのです。
次回は通常版オレンジカフェがまた開催されていきます。
興味関心のある方はお近くのオレンジカフェに是非参加してみてください。