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【アニメ 進撃の巨人】原画集を読んで改めて感じた○○「実は〜だった」

「アニメ進撃の巨人Key animation book(原画集)」が届いたので、読んでの感想を書こうと思います。

賛否が割れた''あの回''は実は「先生の反応は○○」

などなど原画、以外にも制作秘話が盛りだくさん
「Final season Part2〜完結編」までを収録した
全345P

今現在、前のものも含め原画集は好評につき
三次受付中
です(なくなり次第終了) 
こちらのリンクから⇒
https://mappa-onlineshop.com/view/category/ct16

原画集について

原画集の構成

・各回冒頭、背景+監督コメント」見開き1ページ
・原画
・3D解説 数ページ(コメントあり)
・新しいビジュが出てくるところにキャラ設定画
・『終末の夜』『懐古』の絵コンテ

こんな構成

制作秘話と感想

監督コメントをところどころ紹介しながら、自分の感想も述べていきます。


Part2スタートの3話「断罪〜兄と弟」までは
三部作意識で作られたそうです。

特に『騙し討ち(ファルコの告白回)』は背景が3Dで作られているらしい。全然気づかなかったッス……
鳥籠良かったですよね……

インパクトが強い『兄と弟』
途中に出てくるエレンの目のドアップはスタッフさんのものらしい。実験的なことがしやすい回でボリュームたっぷりな回。
個人的に原作読んだ時より、印象が強い回のひとつ
首から道に飛ぶシーンは映像として楽しすぎました


『未来の記憶』の家のシーン(1話とのリンクがある部分)はwitからデータをいただいていたそうで、かといって絵柄がだいぶ違うため、
なぞる形で再現+エレンとジークを描きたし
アフレコも新規で再録だそう

監督的にはちょっと心残りがあるらしい
(放送時の時なのか、円盤修正終えた今もなのか……)

※個人的に円盤の『カルラの方を振り返ったエレンが辛そうな顔をする』修正がすごい好きでした
原作でも普通の表情だったので、変わったのを見て
「確かにそうよなぁ〜」と気付かされましたねぇ

グリシャの演技は凄かった……


読んでて印象深かった『終末の夜』について

絵コンテの(先生の)チェックバック
※絵コンテがこれでいいかという確認/返答

が1番感触が良かったらしいです。

こういうパターンは前にもあった気がして、
Part1の3話『希望の扉』でも、バックさん(編集者)が
この回の放送前座談会で

「先行で先生が見たらめちゃくちゃ良かったです」と言ってた

って仰ってたのを思い出しました。

この回も賛否というか……なんやかんや言われてて
うーん、個人的には粗探し原作厨が余計に騒いでた気もするんですけどね

好みはあるにせよ、言葉がすぎるよねと思うことがままあるので

(あと、叩いてもいい、バカにしてもいいみたいな空気感?が漂ってしまっていたのもあって、進撃は尚更拍車がかかってしまっていた気がして)


終末の夜の話に戻るんですが……
アニメと漫画は媒体も、間も、違うんだから同じにはできないのは当たり前じゃないですか。

会話多い回なら尚更。原作コマひとつでもセリフが多いのもあるし。そういう時にどうやって空気感を保つかが大事なわけで……

『原作通りに顔が映んなかったから手抜き』は
ちょっと失礼(言い過ぎ)だと思いますね。やっぱり

『なにか意図があるんじゃ、こういう風に感じたよ』って言ってる人を馬鹿にする人もいたし、批判することに躍起になっていると、取りこぼすことって多そうだなと。

演出についてくわしくは知らないですけど、
あの重苦しい空気感はすごく出ていたと思う。
そこが1番大事な気がして

木が写ってたところの表情って、そんなに原作でも重要じゃないというか……写ってなくても話に差し支えないと思うんですよね。

そもそも全て木だったわけじゃないし

「原作と違って、画面的カロリーが低いと手抜き」
な、視聴者のハイカロリー至上主義

ってどうなんだろうと思った次第です。

『懐古』はキースとマガトと、港での戦闘回
この回の時はスタッフが軒並みコロナにかかったらしいです。
その上でハイカロリーな、この回を放送に間に合わせたの凄いなぁ……
ここら前後の回は原作の時より、印象が強くなって本当に好きな回になりました。
(原作の時は結構サラッと読んでた)


そして『人類の夜明け』
原作から構成が変わってる回ですね。
原作だと
『地ならし発動するぞ!!』⇒『マーレ潜入回想』

で途切れるんですよね。単行本だと巻をまたぐので違和感なかったけど、アニメだとシームレスにするために流れを変えそうだと思ってたので、納得でした。

『周りから見たエレン⇒エレン自身』
エレンの感情を追える形になってて、なめらかに繋がっててとってもいい

最後は完結編
完結編を劇場版風にすることは元から決まってたそう。なんだかんだ言ってた人もいるけど、
監督も言ってたように
『スタッフの分散を抑えること(クオリティ一定化)』と『視聴者の感情移入』の点において、自然だった気がする。

バトルも多いから、アニメにした時尺も漫画より縮まるし、結果として削られるどころか盛られまくってたので。

なんで劇場じゃないのかなと思ったけど、多分海外にラグ少なく届けるためかも……?と思いました。

劇場でやって欲しいッスね。

赤子リレーをあそこに移したのは
ジークが殺されたことと、地ならし停止との因果関係を分かりやすくするためだとか。

Finalから構成変更が特に光ってる


話を引き受けた当初は2クールほど(分割?)の見込みだったらしい
これで『season○○』じゃないのも納得したし

それ以前に個人的には
体制が大きく変わるにあたっての名称変更として自然だったとも思う。
(製作委員会の構成も変わってるだろうし)

Final以前の総称は『アニメ 進撃の巨人製作委員会』だったわけで、製作委員会まで大きく変わった上でこれまで同様の『season○○』だったら
権利の区別的にも、名乗り的にも、ややこしい

要するに大人の事情だと思うけど、ここまで視聴者に馬鹿にされるのは気の毒ダナァ……って。

時間がかかってもクオリティ高ければいいじゃないすか。そんなに速さが大事なんですかい?

って思いますな。

作品によってカロリーも違うんだから、座して待てと。

アニメ制作の人風当たり強くて、色々大変だなぁ……
本当にお疲れ様でした

と改めて思いました。


でも、劇場版は待ってるよ!!!!

次は画集Flyですね!!

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