海なし県だけど刺身がうまい! 素敵な指輪もつくれちゃう!〜佐久穂町の知らざれる魅力とふるさと納税のススメ〜
年末が近づき、今年のうちにお得な「ふるさと納税」の利用を考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで、佐久穂町の返礼品を提供している「八千穂漁業」と「GURURITO」の皆さんに、それぞれの魅力を語ってもらいました。
採れたてのイワナを◯◯工房の囲炉裏で焼きながら……
八千穂漁業は八ヶ岳の麓から流れ出る清冷な水を利用し、ブランド魚である「信州サーモン」と「信州大王イワナ」のほか、イワナ、ヤマメ、ニジマスも育てている養魚場です。この日は新鮮なイワナを提供いただき、GURURITOの囲炉裏で焼きながらの座談会となりました。
その、囲炉裏があるGURURITOとは? 炉端焼きの店……ではなく、お客さんが自分でオリジナルのジュエリーを作ることができる体験型のジュエリー工房です。八千穂漁業が創業43年の歴史を持つのに対し、こちらは今年6月にオープンしたばかり。昨年この町に移住してきた藤森さんと平野夫妻の3人が共同経営しています。
その日に採った鮮魚を冷蔵で発送
八千穂漁業が提供している返礼品でまず目を惹くのが、生の信州サーモンに大王イワナ。採ったその日に骨抜き・皮はぎ済みのフィレにして冷蔵で発送されるので、届いたらすぐに刺身にして食べられます。
色々な味を毎晩少しずつ楽しみたいという方には、燻製、塩漬け、味噌漬け、オリーブオイル漬けなど、加工品の詰め合わせもあります。
記念日に最適なリングやバングルを自分で作れる
GURURITOの返礼品は、ジュエリー作りの体験チケットです。チケットが届いたら希望の日時を予約して工房を訪れ、自分だけのリングやバングルを作ることができます。
GURURITOでは様々なワークショップが開催されていますが、返礼品となっているのは、シルバーリング、シルバーバングル、ベビーリング、ゴールドまたはプラチナのどちらかを選んで作れるリングの4種。
自分好みのリングやバングルを手に入れたい方はもちろん、気持ちのこもったプレゼントを贈りたいという方にもオススメ。ゴールドまたはプラチナのリングは結婚指輪に最適なので、ぜひパートナーとふたりで作ってほしいとのことです(返礼品として提供されているのは1名分のリング作り体験チケットですが、差額を支払うことでペアリングとしての制作も可能です)。
「美味しい刺身」を諦めるつもりで移住したけれど…
実は、八千穂漁業のお刺身の大ファンだというGURURITOの3人。この町一番の常連客と言っても良いほどです。
藤森さんは2020年の春、平野夫妻は冬に東京からきた移住者で、最初は藤森さんが遠方からのお客さんをもてなすときに信州サーモンや大王イワナを注文するようになったそう。そうこうするうちに、八千穂漁業では全国各地から海の魚も仕入れ、毎週土曜日限定で"土曜の刺身"を販売するように。これがたまらなく美味しいと評判です。
「山間地の佐久穂町に移住したら、美味しい魚は諦めるしかない」と考えていたという3人。でも、実際に来てみたらそんな心配は無用だったのです。
「“海なし県”の長野で、しかも『海から一番遠い駅』(※)もあるという佐久穂町で、こんなに美味しい海の魚が食べられるというのが嬉しい驚きでした」(藤森さん)
「土曜日はお店を占めてダッシュで予約したお刺身を取りに行くんですよ。そうしたら、『藤森さんの分もありますよ』って言われたりして(笑)」(未希さん)
「そうそう、刺身を注文している日はみんなソワソワして、GURURITOの閉店がちょっと早まったりしてね(笑)」(藤森さん)
そんな会話を聞いた佐々木さんからは、「注文をまとめてくれたら、ここまで持ってきますよ」との申し出が。そこから、GURURITOを界隈の人たちが注文した刺身の受け渡し所にしたら? というアイデアも飛び出しました。
“土曜の刺身”は前日夕方までの注文が必要で、平野夫妻はついつい注文を忘れてしまうことも。そんなとき、卓さんは「それでも刺身が食べたい!」と近所の「ツルヤ」(※)に買いに走ろうとし、未希さんに止められることがあるそう(笑)。「土曜は刺身」がすっかり定番になっているのですね。ここからまた、「刺身のサブスク」「刺身の定期便」のアイデアが。実現したら、近所に住む筆者の食生活も豊かになりそうです。
信州サーモンのペンダントも? 佐久穂町コラボジュエリーや雑貨に期待
魚を扱うため、仕事のときはアクセサリーは身に付けられないという佐々木さんですが、20代の頃は自分でデザインしたリングを注文したこともあるそう。「それならば、ぜひ八千穂漁業とのコラボジュエリーを作りましょう!」とGURURITOメンバーが沸き立ちました。
GURURITOではこれまでに、同じ商店街にある「カレー屋ヒゲめがね」の開店一周年記念のカレースプーン、GURURITOとほぼ同時期にお隣にオープンした「新駒書店」とのコラボ企画でオリジナルのブックマーカーを作るワークショップを開催しています。八千穂漁業とコラボした信州サーモンのジュエリーや小物がお目見えする日も、そう遠くないでしょう。
佐久穂町への応援、待ってます!
佐久穂町では、地元出身者と移住者、新旧の事業者が混じり合って新しいものが生み出されつつあります。ぜひ、変化する町の様子を見に来てください。その際にはふるさと納税の返礼品を眺めてみると、今回ご紹介した魚やジュエリー製作体験以外にも町を楽しむヒントが見つかるかもしれませんよ。
「なかなか行けないけれど、ふるさと納税で応援するよ!」というのももちろん大歓迎です。
佐久穂町へのふるさと納税の中には、町の学校や幼稚園・保育園等に寄付が届けられる「教育応援分」という枠もあります。返礼品はありませんが、藤森さんや筆者の移住のきっかけとなった私立大日向小学校・中等部や、町立の小中学校、認定こども園 ちいろばの杜、町内に3つある保育園など、寄付したい学校等を選択できるしくみです。佐久穂町の教育環境に注目されている方は、ぜひこちらのふるさと納税もご検討ください。
(さくほ通信club編集長/佐久穂町在住フリーライター やつづか えり)
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