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さくほ通信club2022年の活動の振り返り

こんにちは。さくほ通信clubのやつづかです。

前回の投稿からほぼ1年が経ってしまいましたが、その間も、さくほ通信clubでは様々な活動をしてきました。忘れないうちに、昨年の活動を振り返りたいと思います。

継続メンバー・新メンバーで活動開始

2022年6月、前年から継続してくださる方、新たに参加してくださった方、合わせて21名でキックオフをしました。

新規の方と、希望される継続メンバーの方にはガイダンスとワークショップに参加してもらい、自分がどんな目的で情報発信をしたいのかを整理し、それに適した方法を考えてもらいました。

大人の社会科見学

さくほ通信clubでは「大人の社会科見学」と称し、「地域のことをもっと知る」「地域の人とつながる」「情報発信のネタを仕入れる」につながるようなフィールドワークを行っています。(”大人の”とついていますが、お子さんの参加も歓迎。家族で参加してくれるメンバーもいます)

2022年は以下のような社会科見学に行きました。

八千穂の用水を訪ねよう!

水田の面積に応じて決められた割合の水を各地域の用水に流す仕組み「円形分水」や、山の中に作られた用水(このnoteのトップの写真。大きな岩の下に昔の人が掘った水路があります)、お米作りに適した温かい水をためる人工池の「八千穂レイク」などを見学しました。

北相木村考古博物館と遺跡の見学

佐久穂町と同じ信州南佐久地域にある北相木村の考古博物館を訪ね、学芸員の藤森先生にレクチャーしてもらいました。お話は子どもたちにも分かりやすく、素人の大人にももちろん面白い。縄文人の生活を探るヒントとなる遺跡や出土品が、この地域でたくさん発掘されていることを知り、びっくりでした。

帰りには、博物館で詳しく紹介されていた「栃原岩陰遺跡」にも立ち寄りました。

「町の電気屋さんのお仕事&地元のお店との上手な付き合い方」

さくほ通信clubのメンバーでもある南沢さんご夫妻がご両親とベテラン店長さんと切り盛りする「でんきランド・オカムラ」を訪ね、お店の歴史や町の電気屋さんのお仕事について根掘り葉掘り、聞かせてもらいました。

創業80年を迎え、今もなお町の人たちに頼られるお店です。私もこの後、壊れた掃除機を持ち込んで直してもらい、大助かりでした。

情報発信スキル勉強会

「届けたい情報を、届けたい相手に届けるには?」のヒントになることを、普段はFacebookグループ上でやり取りしています。その中でも特にじっくり学びたいことについては、オンラインやリアルの講座を開いたりもしています。

SNSで「ステキ」を伝えるための写真撮影講座 by 山上雅子さん

2022年は、町内在住でカメラマンで、町の自然をモチーフにしたステキな食器をつくる作家としても活躍中の山上雅子さんに講師をお願いし、写真撮影講座を開催しました。

雅子さんが教えてくれた「カメラマンに必要なマインド」は、とても普遍的なもの。カメラの機能が進化しても、流行りの写真のスタイルが変わっても、ずっと役立つものだと感じました。

その場で撮った写真をお互いに見せあってワイワイ話し合うのも楽しいし、「こんな撮り方があったか〜!」という気づきがたくさんありました。これができるのは、少人数の講座ならでは。メンバーの都合に合わせ、同じ内容を2回開催というワガママにも答えていただき、大変ありがたかったです。

季節のお楽しみ企画

自然の恵みが豊富な佐久穂町を楽しむ企画ももりだくさんでした。

トウモロコシ刈り

前年に続き、地元の女性グループ「やさい倶楽部」さんの畑でトウモロコシ刈りをさせてもらいました。 さっそく、その場でかぶりつく子どもたち。採りたてのトウモロコシは生のままでも甘くて美味しいんです!

ブルーベリー摘み

北相木考古博物館に行った日は、朝イチでブルーベリー摘みもしました。佐久穂町の吉本ブルーベリー園にはたくさんの種類のブルーベリーがなっていて、食べ比べも楽しかったです。夜にはカブトムシがたくさん見つかるそうで、お土産に1匹いただいたうちの子は大喜びでした。

十日夜の藁鉄砲作り体験

「十日夜(とおかんや)」は旧暦の10月10日に行われる収穫祭の一種で、佐久穂町では一部の地域で今も続けられています。
詳しくは、「さくほ通信club」vol.10の記事をご覧ください。

「さくほ通信」vol.10より

今回は地域の方に藁鉄砲の作り方を教えてもらいました。藁で縄をなうようにねじりながら形を作っていくのですが、慣れないもので、なかなかうまくいきません。それでも、たくさん手伝ってもらってなんとか完成。みんなで「十日夜の歌」を歌いながらバシンバシンと叩いてみました。

リンゴ刈り

前年に引き続き、佐久穂町のリンゴ農園「アップル草間」さんでリンゴ狩りを楽しみました。

こちらにはたくさんの種類のリンゴの木があり、時期によって旬のものが移り変わっていくという楽しさもあります。私達が行った時はフジやシナノゴールドなどが採れました。どちらも美味しくて好きな種類なので、幸せでした。

フェスタさくほ

2022年の新しい試みとして、「佐久穂町というフィールドで夏の思い出をつくろう」という趣旨で、町内の小中学生を対象に実行委員を募集し、大人たちがサポートしながら子どもたちがやりたいことを実現させる、という企画を実施しました。

結果として町立の佐久穂小学校・中学校と私立の大日向小学校・中学校それぞれから3人ずつ、合計6名の小中学生が手を挙げてくれて、8月のはじめに「フェスタさくほ」というお祭りを開催することができました。

最初に集まったのは5月。身体を動かす遊びなどで委員同士仲良くなるところから始め、「佐久穂町といえば?」「夏にやりたいことは?」など意見を出し合い、何をやるかを考えていきました。

やりたいことが絞れずに「お祭りにして全部やろう!」となった面もあるのですが、みんなで役割分担したりアイデアを出し合ったりして準備と運営をがんばりました。

その結果、当日は多くの家族連れが来てくれて、大盛況。「来年もやる!」と言ってくれる子もいて、こちらとしても嬉しかったです。こういう経験を通して、町や町の人を好きになってくれたらいいですよね。

「さくほ通信」vol.10制作

昨年に続き、メンバーの中から有志が集まり、フリーペーパー「さくほ通信」を制作しました。

佐久穂町の”今”を伝える「さくほ通信」は、帰省中の若者や町外からのお客さんにも読んでもらえるよう、12月下旬に町内の全戸に配布され、公共施設や飲食店などにも置かれています。

10号目となる最新号は”古さ”が残るからこその町の魅力や、大事に残していきたいものにフォーカスを当て、メインの特集を「さくほの魅力 再発見マップ」としました。

この特集を担当したのは移住1〜4年目のメンバーたち。地元の人が気づかない「ステキ」を見つけたり、逆に長くいる方にオススメのスポットを聞いたりして、魅力あるスポットを写真やイラスト、地図で紹介しました。

後半には5人の町民の方に「2022年の町のニュース」を挙げてもらうというページも作りました。

たくさん伺ったけれど誌面に掲載できたのは少しだけ……こともあり、ご協力いただいた2人の方については、noteにインタビュー全編を掲載しています。こちらもぜひ、お読みください。

「さくほ通信club」vol.10のPDF版はこちら

2023年は……

以上、2022年のさくほ通信clubを振り返りました。

年明けは、佐久穂町の「串カツ 真」にて新年会を行いまして、3月までは現メンバーで活動予定です。直近では、2月後半に創業165年になる黒澤酒造さんを見学予定です。

春以降に新メンバーの募集を始めることになるかと思いますが、新年度の予定は未定です。ともあれ、この町にはまだまだ知られざる魅力が詰まっているはず。#佐久穂町 や#さくほ通信clubで情報発信していきますので、チェックお願いします。

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