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県外からの参加者も迎え取材を実践! 地域の魅力を伝える取材・ライティング講座

9月、10月にオンラインで開催した「地域の魅力を伝える取材・ライティング講座」には、長野県内外から20名ほどの方にご参加いただきました。

そして11月中旬の週末、その内の3名が佐久穂町で取材の実践をしました。その内2名は、札幌と東京からのご来町です。ようこそ佐久穂町へ!

町の40代から90代の方々が取材に協力してくれました

オンライン講座では、佐久穂町の概要や最近のニュースのほか、町で活躍中の方々(の一部)を10組15名ほどご紹介しました。

今回はその中から取材先の希望を挙げてもらい、受講者本人の意欲や希望により、2日間で1〜3名の方に取材する形で日程調整しました。

結果、以下の方々への取材が実現。

1955年に嫁いできて以来この町の変遷を見続けて来た90代のおばあちゃんから、移住3年目の40代子育て中パパまで、多彩な方々にご協力いただきました。ありがとうございます。

・篠原かつみさん(約100年続くお店「甲の池」店主)
・島﨑和友さん(南佐久北部森林組合 代表理事専務)
・黒澤孝夫さん(黒澤酒造6代目当主)
・萩原紀行さん(のらくら農場 代表)
・豊田陽介さん(カレー屋ヒゲめがね 店主)

実践編参加のそれぞれの理由

参加者の3人には、事前に「取材依頼書」を書いてもらいました(依頼書の書き方は、オンライン講座でお伝えしました)。
その内容から、三者三様の”取材したい理由”が見えてきます。

・山が身近な暮らしになり、林業を知りたくなった

千葉から佐久穂町に移住して3年目の高橋さんは、南佐久北部森林組合の島崎和友さんにインタビューしました。

移住したことで、自分たちの生活が自然に支えられているのだと感じ取る機会が増えたこと、以前より圧倒的に身近になった山は、人が何世代にも渡って手入れし資源として利用してきたものなのだと知ったことなどから、林業についてもっと知りたい!という気持ちがわいてきたそうです。

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(島崎さんがDIYで作ったログハウスのある遊び場にて。子どもたちも一緒にお話を伺いました)

・”おじいちゃんの家”のある田舎の今を知りたい、発信したい

お母さんの実家が佐久穂町にあり、子どもの頃は夏になると”おじいちゃんの家“に行って野沢菜の収穫を手伝っていたというのは佐藤さん。

おじいちゃんが亡くなってからは佐久穂町に行くことも減っていましたが、ふと町のことが気になって検索したときに、今回のオンライン講座を知ることに。講座で最近の町の様子を知って「新しくカレー屋さんができたりしているのか!」と驚いたようです。

自分のように以前の町の姿しか知らない人に、最近の魅力を伝え関心を持ってもらいたいと、取材に来てくれました。

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(のらくら農場の萩原さんの、スタッフに対する愛情に心打たれる佐藤さん)

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(「カレー屋ヒゲめがね」の豊田さんには、移住→大企業を辞めてカレー屋開業という決断の裏にあった思いをじっくり聞かせてもらいました)

・大学を出たらメディア関係の仕事をしたい

焼き鳥「甲の池」の篠原さん、「カレー屋ヒゲめがね」の豊田さん、黒澤酒造の黒澤さんと、2日で3件もの取材をした栗山さんは、北海道で獣医学を学ぶ学生さん。卒業したらメディアの仕事をしたいと、普段から取材やライティングに関わるインターンもしているそうです。

篠原さんには100年続くお店の変遷、豊田さんには会社員時代に培い今につながるスキルについて、黒澤さんには(栗山さん自身も大好きだという)お酒を海外や将来の世代に伝えていくためにしていること……など、それぞれのテーマで熱心に取材をしていました。

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(最初は料亭として始まり、現在は焼き鳥屋の「甲の池」。カウンターに追いてあるのは、昔使っていた”おかもち”です)

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(黒澤酒造では酒造見学もさせていただきました)

実践の後半は各自で執筆

県外からのおふたりには町中や八千穂高原などもご案内しましたが、取材の合間の時間ということでだいぶ駆け足でした。佐久穂の良いところ、面白いところを垣間見た……という感じだと思うので、またぜひゆっくり遊びに来てもらいたいです。

取材が終わっても、実践講座は終わりません。きっと今、3人とも原稿を書き進めているはず……。
この後、必要なら私の方でもチェックやアドバイスをさせてもらいながら完成させ、それぞれのブログなどで記事を発表予定です。

それぞれの記事ができたらこちらでもお知らせする予定です。お楽しみに!

(さくほ通信club編集長/佐久穂町在住フリーライター やつづか えり)



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