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失った【役割】を再構築する、ということ

自分をまるごと使う、そんな生き方・働き方を発信しているsakikoです
理学療法士としての知識・経験や、自分を探すために学んできたホロスコープの知識を活かして、今はパラレルワークをしています
(もっと詳しい自己紹介はこちらから)

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何に引っかかりを感じたのか???

昨日の記事で、やや興奮気味に

【何かを通して才能に気づいて、役割を知ってもらう】ことをサポートすることが私の役割だ!

と気づいた話を書きました

今朝、読み返してみて、何となーくの違和感を感じて
何かなーと思った時に

「役割を知ってもらう」という表現がやや傲慢であるかなと感じたのです

では、どんな表現ならしっくりくるのか???

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高齢者の方と関わる中で感じる喪失感

私は、今までの経験を活かして色んな場所で活動をしています
仕事だったり、ボランティアだったり、個人事業の芽だったり

で、大抵の場所で高齢者の方と関わっています

どなたでも加齢と伴い、身体機能は衰えていきます
病気や怪我によって、その衰え方が急激だったりすると、一気に生活が変わってしまいます
そんな部分に理学療法士として関わっている場が多くあります

そこで共通して感じることは

身体機能が衰える = 今までできたことができなくなる

これだけでも喪失感はありますが、このことによって

その方が今まで関わっていた場で今までのように動けなくできなくなってしまう=役割を失ってしまう

このことが、【その人らしさ】を失う、ということに繋がっていくのでは、と感じています

【役割】というと、
家庭での役割、仕事、地域活動といったものが分かりやすいですが、
他にも
毎朝家の前に立って流れゆく人を眺める
育てている植物の日々の成長を観察する
好きな音楽を好きな時に聞く
のような、一見「役割?」と思うものでも、その人が生きてきた中での【役割】だったりすると思うのです

しかし、前述したように、高齢者の方は大抵そういった役割を大なり小なり失っていきます

そうすると

「杖を使えば何とか歩けるけど、前見たいにみんなと駅前までコーヒー飲みにはいけない・・・」
といったように、今までの【役割】を失うことに繋がっていきます

そして、この事実は

【その人らしさ】を失うことに繋がっていくのだと感じています

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では、どうするか???

自分の大切にしていた【役割】の要素を抽出して、新たな形で【役割】を再構築する

なのかな、と考えています

先ほどの例で言うと、
駅前のコーヒー店までは行けない→そこのコーヒー屋に行くことよりもみんなで集まれる機会が大切だった!
であれば、自分でコーヒーを入れることはできるから自宅に来てもらい、コーヒーを飲む日を作ってみようか!
のように、新たな形での【役割】を作っていく

こういった対応も大切なのかなと思っています

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役割を知る???

で、話戻って、

【何かを通して才能に気づいて、役割を知ってもらう】

の何にひっかかりを感じたか、という部分ですが

おそらく、【役割を知ってもらう】という部分です
まるで、私が教えているようなニュアンスが含まれていたかなと感じたのです

そうではなくて、ここまで書いてきたように、

その人が元々持っていた役割を別の形で再構築する

といった表現が適切なのかなと感じました

それをうまく引き出せるような、そんな存在でありたいなと考えています

補足ですが・・・

今回は、高齢者の方、と書きましたが、これは年齢だけによらず、育児や介護などで制約がある方も同じかなと考えています
今までできていたことが同じようにはできなくなった、という喪失感の中で新たな自分の役割を再構築する、ということ
こういった方々に、ホロスコープを使ってその方の可能性をお伝えしていきたいなーなんて思ったりしました

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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