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恋愛コンプめっちゃつらかった

とかいうタイトルで過去形にしようとしているけどそういうわけでもない。今もつらいつらい。ひとりで酔っ払っているので書きはじめたけど公開するかはわからない。

社会に出て、ビジネス的なものの端っこに関わるようになって、この世にはめちゃくちゃ人がいるってことをはじめて知った。知ってるような気がしてたけど全然知らなかった。ぼかして書くとわたしは今お財布屋さんなんですが、生活必需品とはいえゆうて消耗品でもなく娯楽の品というには基本的にはひとつ持ってればいいものであるお財布でも、毎シーズンハイからファストからファンシーグッズまで大量のブランドで作りつづけらているんだなあとか。(アパレルの在庫過多の話はもちろんあるけども…)

とにかくたくさん商品が作られて売られて、当然ながらそれを買うお客さんひとりひとりが生活しているリアルな人間で、というめまいがしそうなただの事実に気づいたとき同時に「普通」の重さにはじめて気づいた。

普通とか普通にとらわれないとか普通ってなんだとかマジョリティとかマイノリティとか、大学生の頃ってすごく色々意見を持って友だちと語り合ったり授業で感銘を受けたり発見をしたりしてた気がするけど、労働をはじめたら、あとは中小企業の低収入20代独身女性になってみて、普通って数の暴力なんだなーーと分かりました。マジョリティってそういうことかと。普通が1番!大企業で安心!ってそういうことかと。エリートリア充路線の奴がなんもわかってくれないのってそりゃそうだよなハハって。ちょっと先走ったな。

普通の人が恋愛をして結婚するから人類はここまで続いてるわけで恋愛をしない結婚をしない人間がマイノリティなのはそりゃそうだ。

恋愛ねぇー…したいならすればいいし、もちろんひとりじゃできないことだから色々苦労はあるかもだけど別にしたくないならそれでいいじゃん。やってみてやっぱ向いてないからしなくていいなとかそういうのも経験じゃん。マイノリティでいたくないなら多少は迎合する、それっぽくする努力とかしなきゃじゃん。いやいや別に強制されてるわけじゃないそういう時代じゃないし今って?

↑社会に出る前後含め悩めるとき色々言ってもらったことをおおまかにまとめるとこんな感じな気がして正論ぽいし有効なアドバイスぽいし優しさもあるけどそうじゃなくない?わかんない。行動の指針にはなったりするけど救われはしないのなんでだろ。

マイノリティを選んでマイノリティになったわけじゃないというのはこの話題に限らずわたしは主張したいことで、個性的でウケたくて個性的なほうを自己責任で選択してるんだろっていうのはマジョリティを選んでマジョリティになったわけじゃない人たちの都合の良い解釈だと思う。これはマジ。分かり合えないねー。

最短で生きやすくなる方向に努力することはだいたい地球のためにはならない。可愛い顔ばかり優遇されるから整形して可愛い顔の仲間入りをするのは可愛い顔ばかり優遇される社会を加速している、どころか「整形しない」ことを「努力不足」とまで感じはじめると、おやおや雲行きが怪しくなってきたじゃん?それと同じなんですよね、なんか全部。まあ仕方ないんだけどね。

かわいいしすてきなんだからいつか絶対出会えるよ!♡とかも別に出会いたくねーよ!わたしはわたしで十分だろ。なんで出会うまでの前振りなんだよ今が。キショ。とか思えてるとまだいいんだけど、ああそうね出会えなかったらかわいくてすてきじゃないのね、いやかわいくてすてきだったとしても出会えなかったら誰にも見てもらえなかったら意味ないのねそうなのね、ていうかなんか恋愛とか結婚とかしてるやつ全員スッゲーなそりゃ。魅力溢れすぎだろ。ようわからん政治家のおじさんもやばい犯罪者もクレーマーのおばさんも結婚してるからわたしより圧倒的上位存在だー!てかわたしってじゃあなに?底辺すぎる死のうかなとか思うよ全然。

マジョリティがマジョリティでマイノリティがマイノリティなのはどうでもいいんだ別に。人間がいっぱいいる限りそれは現象なので。ハイ多様性多様性。それがコンプレックスになっていることが問題なんだよな。コンプレックスってなに?って今調べたけど劣等感だなあ。ちょっと前に死にたがってた感情まさに劣等感ですよね。

この世が、普通に生きてるだけで恋愛や結婚をしていない人が劣等感を抱きまくって心殺される世界線なのだよね。コンプレックスって美しさ、学力、その他もろもろに発生するけどそれらって上位層・エリートへの憧れというのが基本ではあり、しかし恋愛結婚はマジョリティとエリートがイコールになっちゃってるから破壊力すごいんだって。しかも『生産性』もあって国からも親(親は、親なので恋愛や結婚をしていることが多い)からも奨励されてんもん。そりゃなまぬるい劣等感になるわけないの気付いてた?

さて、コンプレックスは克服するものとされていますが、ここで克服のために努力キラキラみたいな話は書きません。努力して可愛くなって彼氏できました!みたいな話はしない。疲れたし酒も切れてきたので、コンプレックスってめっちゃつらいよねって話して終わります。

比較的調子が悪いとあらゆる不意打ちの恋バナ?ご報告?匂わせ?いやいや普通の人にとってのただの現実で生活の話、のあと、1ヶ月寝込んでご飯を食べないで痩せたりアホみたいに酒を飲んで吐いたり生活できなくなるくらい買い物をしてみたりすることは全然あって、わたしにとってこれは現実で生活の話なんですよね。というだけ。

劣等感ってこわいから、できるだけ抱かないようにしたいですね。そのままでうつくしいよできないことはできないでいいよ、というありのままの自分を愛す時代のためにはまず、コンプレックスを出来るだけ生まない仕組みづくりが必要なのではないでしょうか。みんな努力好きすぎる。努力ではどうしようもない部分ってあるんだよと心底理解して、さらにそこで抱いてしまうとてつもない劣等感のことも想像して、想像して想像して想像して、豊かな心になりたいですね。ちゃんちゃん。

うー。

わたしだって存在するだけで誰かのコンプレックスを刺激している。苦しいな。

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