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9/25 ベルギー1人旅での収穫

ベルギー・ブリュッセルの旅を通して、今後の予定について少し方向転換をしたくなってきた。

ブリュッセルに滞在した時間は短かったものの、街の規模感がとても気に入った。こじんまりとしているが、オフィスビルとヨーロッパのゴシック様式の建物が同じエリアに存在していて、ポルトガルとはまた違った街の雰囲気で新鮮だった。

ポルトガルを初めて訪れた時も、直感的に住みたいと感じたが、今回もブリュッセルに住んでみたいと感じた。ちょうど、海外大学院進学に向けてヨーロッパの大学について調べていたので、ベルギーの大学院で良いところがないかと気になり、調べてみることにした。

調べてみると、ブリュッセル自由大学でUban Studiesという専攻でマスターを取得した日本人の方のブログを見つけることができた。その方は、サステナブルな都市空間について研究されており、このマスターコースに建築、経済、社会学など様々なバックグラウンドを持った人が集まっているという。

サステナブルな都市というと、環境保護をはじめ、多角的な捉え方があると思うが、この方のブログを読んで、私は社会学のアプローチからインクルーシブなまちづくりの研究に取り組める点にとても関心を持った。

このnoteでも以前書いたが、ポルトガルがいいなと思った理由の一つに公園がある。街中にある何気ない公園が、小さな子供からお年寄りまで、全ての世代にとっての集いの場所として機能しているのだ。椅子と机、ベンチが設置してあり、緑も多く、質素だからこそ排他的でない。

日本を含め多くの大都市で、ジェントリフィケーションにより、公園やベンチの作りが、ホームレスや高齢者など特定の人々にとって居心地の悪いものになってしまっていることが時折問題視されている。

ポルトガルの公園は、多くの人に開かれている素敵な公園だ。お年寄りが公園に集ってトランプをして遊んでいる。その傍で子供たちが走り回っている。ホームレスが寝る場所もある。疲れた人が休めるベンチもたくさんある。人々の孤立を防ぐ、憩いの場としての公園が、日本にも増えてほしいと感じた。

こうしたことをずっと考えていたのだが、どのように学問的なアプローチで研究していけるのか、長年その道筋が立てられていなかった。そしてたまたまベルギーに行き、住みたいな〜と思い、調べていたところUrban Studiesなるものがあることを知ることができた。

しかも、ベルギーの学費はイギリスほど高くなく、金銭面でのハードルも少し下がった。

まだちょっと思いつきで走ってる感はあるけど。ベルギーにこのタイミングで1人で行ったからこそ、浮かび上がった道だと思う。今回の旅は、私にとって収穫の多い旅となった。

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