見出し画像

迷子から抜け出す方法


コピーライターのサクライです、


レタッチ迷子によくなります・・

写真の色味を整えて、いい感じに
仕上げることをレタッチと呼んでいます。

でも、

レタッチした写真を時間をおいて見ると
「あれ?」みたいなことがよく起こります(笑)

今でもあまり成長してませんが・・


肌の色を上手いこと調整できたはずなのに
今見ると、なんかのっぺりした感じ・・

とか

赤のコートの色味だけ鮮やかすぎて
写真の中で浮いてるとか

多分あなたも、あるあるだと思います。

先ほど、
写真を時間をおいて見ると・・
と書いたのですが

みるには
『見る』と『観る』
2つの漢字があります。

こう言ったのは
二刀流の宮本武蔵らしいです。

彼が残した兵法の五輪書のなかに
『観眼二眼』
というコトバがあります。

見るは「よく見る」こと。

観るは「全体を俯瞰して観る」こと。
もっと易しく言えば、
ぼーっと眺める感じでしょうね。

私が『観眼二眼』という心得を知ったのは
江川卓がTVの野球解説で話していたからです。

かなりハズかしいので
これまで誰にも話していません。

画像1


で、このコトバを写真に置き換えてみると

「見る」は写真を隅々までじっくり見る。

レンズのゴミで黒い点々がついてないかとか
ムダな枝が写ってないかとか
とことん見て修正する地味な作業です。

レタッチしてるときは
こちらの「見る」に意識が行ってる
ことが多いと思います。

ですが、後から見返した時に、
『なんか違う』という気持ちに
なったりしませんか?

こんな時は、一歩引いて
「ぼんやりと眺める」と
見えてくるものがあったりします。

これが「観る」で
写真全体をぼんやり眺めることで
色味のやり過ぎに気づけたり
ということがよくあります。

コピーライターの仕事も同じだなあと
思います。。

私はコピー(広告文)を書いてご飯を
食べていますが、

急ぎの案件などで、明日提出しなきゃ!
って時ほどクライアントに提出後、
『こうしたほうが良かった・・』
という気持ちになります。

同業者に聞いても
ある程度の時間があった方が
クオリティの高いコピーが書ける
は真実だと思います。

それほど「観る」は大事だなあと
いつも思います。

年末年始、ゆっくりとできるチャンス、

「見る」
 と
「観る」

2つの視点で写真を味わってみては
いかがでしょうか。

いつもありがとうございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?