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講師は突然に、、、(その2)

かくして専門学校の講師として、男子5人、女子3人を受け持つことになった。

11月中ば、生徒より中間企画発表ということで、プレゼンしていただくことに。

当日、全員パリッとスーツ姿で、全員緊張してるなーと感じた。
これはおそらく場数をふまないと慣れないのだろうと。僕も人前で話すのはまったく慣れない。

「名刺交換させていただいてよろしいでしょうか?」

お、おお。そんなスタイルなのか、、、!

普段デザイナー、少なくともわたしはスーツでプレゼンなんてしないんだけど、多分学生にカジュアルフォーマルな服装っていうのも難しいからスーツでやるのが習慣になっているのだろう。

気になる中身の方はというと、僕の説明が悪かったこともあり、「プロジェクト名」と「キャッチコピー」が説明的すぎるという印象だった。生徒の皆さん、ごめんなさい。

要は有名なキャッチコピーを例にすると「そうだ、京都行こう」というキャッチコピー。これを説明的にすると「新幹線にのって京都にいきましょう」となる。

これってすごい味気ないし刺さらない。

勝手な解釈なのだが「そうだ、京都行こう」っていうのは、本来は思いつきで行けるほどの距離じゃないけど新幹線がそれを可能にしてますよ。っていうメッセージもあるのだと思う。東京に住んでいたら「そうだ、日光行こう」「そうだ、横浜行こう」だと近いから、ある意味、当たり前な感覚だから驚きがない。

JR東日本としては関東の人を京都に呼ぶには、新幹線を利用してもらうには、と考えたあげく、このキャッチコピーになったのだと思う。「こんな漠然としたキャッチコピーでいいのか?」そんな社内の声もあったに違いない。が、CMのビジュアルも相まって効果があったとおもう。

話は戻って生徒の発表、面白くなりそうなものもあれば、まだ自分のやりたいことが全面に出過ぎてるものもあるという印象。

自分のやりたいことを、その街の土台の良さや、特徴を最大限に生かしてどこまでできるか、ただ脈略なく、土台とやりたいことを足しても1+1=2にしかならない。

掛け算することで生まれるオリジナリティや、深さなど、考えると難しいのだけど、彼らには是非頑張って乗り越えてもらって、「あの時の課題が役に立った」と思ってもらえればなと思う。 

来週は仕事で京都に行ってきたのでそこでの気付きなどを書いてみようと思う。

また来週!

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