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親の期待と子供の幸せ

こんにちは、さくと申します。

私には一人の子供がいます。

長い間待ち望んで生まれてきたので、子供が生まれること自体が本当に奇跡だと感じていました。

そのため、「生きているだけで十分」と子供に言い続けてきました。

しかし、子供が学校に通うようになってから、友達ができずに一人で遊んでいることを知り、「もっと自分から話しかけてみたら?」や「今日は誰に声をかけた?」などと毎日尋ねていました。

そのうち、子供は「今日は〇〇ちゃんと遊んだよ」と報告するようになりましたが今思えば、子供は親の期待に応えようとしていたのかもしれません。

この本を読み、私は子供に友達が多く、人気者になってほしいという自分の望みを押し付けていたのだなと自覚しました。

子供に対して親が期待しがちなこと

勉強ができること。積極的にチャレンジすること。友達が多く、人気者になること。親の言うことをよく聞くこと。将来の安定した生活。
など、子どもに期待してしまいがちなことは数多くあるかと思います。

子供が生まれた時、ただ生きていることを喜びに思ったはずでした。
しかし成長するにつれて特別よくなることを期待する。

幸福であるためには成功しなければならない。
それが子供に「ありのままではだめだ」と思わせるそうです。


幸福になるためには何かを達成する必要はない。

人は何も成し遂げなくても幸福で「ある」。
つまり成功とは違って幸福であるためには何も達成しなくてもいい。
今「ある」こと、「生きている」ことがそのまま幸福

岸見一郎『人生は苦である、でも死んではいけない』より

おわりに

子供には子供自身のペースがあり、自分の価値観を押し付けるべきではなかったと反省しています。

でもそんな未熟な自分も含めて、これが生きるということなのだと著者は言っているのかなと思います。


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