P7 デイケア②

デイケア①からの続き。

少しずつですが、それでも一歩一歩前に進んでいました。
朝は9:00から、お昼を食べて15:00まで(だったと思う笑)、月曜日〜金曜日、休む事なく安定して通所できていました。

参加プログラムも、前回記述した外出系のプログラムはもちろん、何かを作る作業系や絵を描いたり書道などもやりました。
クロスワードやナンプレなどの脳トレ系は、自宅以外の閉鎖空間で集中するトレーニングにもなりましたし、映画鑑賞も「暗い部屋」「大きな音」といった不安感増幅からの脱却へのリハビリになりました。

ボードゲームなどは、他者とのコミュニケーションを円滑にとる訓練になりましたし、卓球などの室内対戦スポーツもコミュニケーショントレーニングになったと思います。

年中行事に合わせたプログラムも四季折々に合わせて開催され、それの準備なども「予約」や「期日」を苦手とする僕には良いトレーニングになりました。

通所しているデイケアメンバーとも仲良くなり、デイケアが終わってからファーストフードやファミレスでお茶を飲みながら談笑できるくらいまで回復した事に、自分自身とても驚いたのを覚えています。
パニック症状が酷かった時は(そこそこ落ち着いてからも)レストランなどの外食などは考えるだけで手に汗を握ってしまい、めちゃめちゃ頑張ったとしても出入り口から一番近い席で居れて15分が限界でしたから。
それがファミレスで2〜3時間数人でおしゃべりができるようになるなんて、大袈裟でなく夢のようでした。


しかし好事魔多しとはよく言いました。
全てが順調に回復へと向かっていると思っていましたが、知らず知らずのうちに自分自身の心身へ負担がかかっていたようです。
少しの体調不良から咳が止まらなくなってしまい3ヶ月ほど咳喘息で通所できなくなってしまいました。

と同時に不安感も強くなってしまい、小さいですがパニック発作も起こしてしまいました。

それを機にデイケアへの通所も辞めてしまい、1人悶々としながら病気と向き合う日々に戻ってしまいました。
この間約2年くらいだったと思います。

続く


追記
僕は大きなパニック発作を起こすと、その後2〜3ヶ月は寝込むパターンが多かったです。
発作自体は数時間で治るものの、気力体力の消耗が激しく、食べれない起きれない動けないと、エネルギーが足りなくて何もできませんでした。
本当にこのまま最後の時を迎えてしまうのではないかと、更に不安感を倍増させていましたね。
辛かった〜笑。

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