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居酒屋にサブスクは必要か?

この春から居酒屋は苦境に立たされていますね。
その中で様々な媒体でサブスクのワードが出てきました。

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私も導入しよう思い、知恵を振り絞って仮説検証を繰り返しました。
結論を申し上げますと居酒屋の商品をサブスクにするのは難しいというのが結論です。
この”商品”という言葉を使った訳を今回書かせていただきます。

1サブスクとは

正式名称はサブスクリプションサービス。
サブスクリプション(subscription)は直訳で
「購読」というような意味になりますが、
もっとわかりやすく言い換えると「定額制」になります。
決められたお金を支払えば、一定の期間内でサービスを受けられます。

時代が所有の時代からシェアの時代になってきたこと、
インターネットを通じて様々な事ができるようになってきたこと。
が人気が再燃してきた要因ですね。

2従来の月額課金制と何が違うの?

新聞も一種のサブスクですが、
月々に支払う仕組みは新聞と同じですが、
契約自体が短いのがサブスクの特徴です。
イヤになったらいつでも解約できます。
新聞みたいに絶対に3か月は取らないとダメ!と言う制約がサブスクにはありません。
そしてサブスクはコスパがとても良いですね。
例えば動画配信型のサブスクの場合は月額約900円程度払えば
映画やドラマが見放題です。
映画を数本見るだけで元は取れますし、コスパが高いのがわかります。
それに加えて無駄な労力も発生しません。
今までは映画を見たくなったらレンタルショップへ行ってましたが、
その必要もなくなり、ボタン一つで見れます。
余計な時間が削減できます。返却する必要もありません。

そしてもう一つのメリットは、「最新のバージョン」を使える事です。
サブスクは買い切りではないので新たなバージョンが出てもバージョンアップすれば済みます。

アメリカでインターネットを通じて少額で、
リスクが少なくスタートできるという事で流行りだしたものです。

飲食店はモノの対価で代金を受け取る仕組みです。
今人気のサブスクはインターネットを通じて、
一度仕組みを作ればコストがかからず、販売できるというところが
飲食店と大きく違いますよね。
だからこそ商品でサブスクは難しいという私なりの一つの答えです。

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3では今後変容する消費者行動をとらえていくのか?

今までのやり方でビジネスをしていても下降が待っている世の中です。
そんな変容していく時代の中でサブスク自体には大きな魅力私自身感じています。
居酒屋のサブスクにも勝ちパターンがあると思うので、
私なりの意見言わせてください!

飲食店のサブスク

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ダメな例
1○○放題
2少額サブスク
3お客様が元が取りずらいと思うサービス

1○○放題
毎月いくらか支払うと○○放題、ですね。
お店側は来店すればするほど利益が減る。
お客様は来店すればするほどお得になる。
お互いがWIN-WINじゃないのでどう算出してもうまくいかないです。
ですがランチなどは有りかと思います。
日替わり定食を毎月サブスクにするとかですよね。

2少額サブスク
毎月100円サブスクにしても、
会社としては利益も残らないですし、
サービスも限られてしまいます。

3お客様が元を取りづらいサービス
夜の時間帯ですと1.5回以下で元が取れないと加入してもらえないですね。
昼は日で言えば10日~15日程度ですね。

良い例
1権利を売る
2時間を売る
3場所を売る


考え方としてはこの3つかと思います。
1権利を売る
例えば、
特別メニューの注文ができる
特別な部屋を使える
など権利を売るのは有りです。

2時間を売る
席の滞在時間を売る
飲み放題の時間を延ばす
等時間を売るのもありですね。

3場所を売る
飲食店はそもそも食×場所の商売です。
今回集まるのが禁止となってしまったので飲食店は大ダメージを受けましたよね。
だからこそ場所を売るのはありです。
日本全国の駅前に飲食店は所狭しと店舗が並んでいます。
その場所を使ってもらうというのはありですね。

4そもそもサブスクで期待できる効果は何ですか?

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多分どの店舗もサブスクを導入する場合、
安定的な収益を出し、来店頻度の向上を狙ってるかと思います。
ですが、
あなたがお客様でしたら、毎回同じ店に行きますか?
今回はここ、次回はあっち、みたいに様々な店舗に行きたいと思います。
それを囲い込みをして自分の店舗だけというのは、正直難しいです。
それほどの魅力のある店舗なら、
サブスクをしないでも充分成り立ちます。

魅力が弱い店舗がサブスクをして、顧客の囲い込みをしたいわけです。

5セクメントはどうするか?

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わかりやすくお客様を分けると、
①新規客
②2回目(過去1年以上前)
③2回目(過去1年未満)
③3回目以上(来店ペースが月1回以上)
④3回目以上(来店ペースが2か月に1回以下)
⑤お客様の顔と好みを覚えてるスタッフが多数

あなたはサブスクをするときにどの切り口でサブスクをしますか?

どの切り口でどんなサブスクなら勝ちパターンになるのでしょうか?
自店舗に落とし込んで脳みそに汗をかかせましょう。

最後にサブスクで一番重要な事!!
離脱されないです!
サブスクの良い点は簡単に加入しできる分、
簡単に解約もできます。

この出口をどのように作るかが一番重要です!
ここを考えず安易に集客の為のサブスクは絶対やめましょう!

6まとめ

単純に流行りだからスタートするものではないとわかっていただけましたでしょうか?
私自身飲食店のサブスクの成功事例を作りたいと思い、
現在仮説検証を繰り返しています。

まだうまく形にできてる店舗が少ない時だからこそ、
伸びる要素がサブスクには有ります!
良い成功事例を読んでくれた方に報告できるようにと思ってますので、
期待?しててください!

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