調味料を入れる順番はあるの?
調味料を「さしすせそ」の順に加えて味付けをするのは、意味があるのです。
それぞれの調味料がもっとも効果的に味をつけることを考えられています。
全部、混ぜてしまえば同じでは決してありません。
角煮に味をつけながら解説していきますね。
ちなみに「さ」は砂糖。
材料を柔らかくし、次に加える調味料をしみやすくする効果があるので、最初に加えます。
塩や醤油の後に加えると、塩分が砂糖の浸透を防ぐことになります。
今回はザラメを使いました。
砂糖の種類などの説明はまた後日させていただきます。
角煮は、1度水や酒で下茹でして、冷まして余分な脂を取り除いてから、
水に砂糖と酒を入れて、
下茹でした肉を入れ、弱火で中まで温まるように、15分ぐらい煮ていきます。
決してグラグラ煮てはいけません。
せっかくの美味しい脂身が剥がれてしまうからね。。。
次は、「し」の「塩」
浸透が早い塩は、砂糖の後が鉄則。
ただし味の決め手になるので、少量づつ味を見ながら加えます。
次が「す」の「酢」
加熱すると酸味が飛んでしまうので、最後の方に加える。
その次が、「せ」の「醤油」
加熱すると、せっかくの醤油の風味が消えてしまいます。
そして、肉は特になのですが、塩分を嫌います。
最初から醤油を入れて煮ていくと、
どうしても肉が固くなってしまいますので、気をつけて下さい。
最後は、「そ」の「味噌」
醤油と同様に加熱すると、
風味が飛んでしまいます。
決して煮立てないようにしてください。
もちろん味噌汁の味噌を入れるときは、
火を弱めて、最後に加えるようにしてください。
このようにすべての調味料を入れたら、
そのあとは極力火をかけたままにしないでくださいね。
角煮はこの後、一煮立ちさせたら、
朔では、そのまま保温状態で、
8時間かけてゆっくり味を含ませていきます。
このように調味料を入れる順番を守るだけで、
美味しさが段違いですので、
本日より意識して味付けを行って下さい
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